PositionClosePartial

「ヘッジ」会計の場合に、指定された銘柄のポジションを部分的に決済します。

bool  PositionClosePartial(
  const string  symbol,                  // 銘柄
  const double  volume,                  // 数量
  ulong        deviation=ULONG_MAX      // 偏差
  )

「ヘッジ」会計の場合に、指定された銘柄のポジションを部分的に決済します。

bool  PositionClosePartial(
  const ulong   ticket,                  // ポジションチケット
  const double  volume,                  // 数量
  ulong        deviation=ULONG_MAX      // 偏差
  )

パラメータ

symbol

[in]  ポジションが部分的に決済される金融製品の名称。ポジションの部分的決済のために(チケットではなく)銘柄が指定されると、銘柄の指定されたマジックナンバー( エキスパートアドバイザーID)を持つ初めのポジションが選択されます。したがって、指定されたポジションチケットでPositionClosePartial() を使用する方が良い場合があります。

volume

[in]  ポジションを減らす数量。値が部分的に決済されたポジションの数量を超えると、ポジションは完全に決済されます。反対方向のポジションは開かれません。

ticket

[in]  決済されたポジションチケット

deviation=ULONG_MAX

[in]  現在価格からの最大偏差値(ポイント単位)

戻り値

構造体の基本チェックが成功した場合はtrue、失敗した場合はfalse

注意事項

PositionClosePartial(...) メソッドの正常な完成は、取引操作実行の成功を意味するものではありません。 ResultRetcode() を使用しての取引リクエストの結果(取引サーバのリターンコード)のチェックが必要です。

「ネッティング」システム(ACCOUNT_MARGIN_MODE_RETAIL_NETTING及びACCOUNT_MARGIN_MODE_EXCHANGE)では、任意の時点で存在できる各銘柄ポジションは1つです。これは1つまたは複数の 約定の結果です。現在の未決注文 はクライアント端末の「ツールボックス」の「取引」タブに表示されているポジションと混乱されてはなりません。

ポジション表示(ACCOUNT_MARGIN_MODE_RETAIL_HEDGING)では、各銘柄で複数のポジションを同時に開くことができます。この場合、PositionCloseはチケットが最も少ないポジションを決済します。