Trade Pause Scheduler

Trade Pause Scheduler は、指定した時間帯だけ自動売買を止めておくためのツールです。

経済指標の発表前後や週明けの窓開けなど、取引を避けたい時間帯をあらかじめ登録しておきます。その時間帯に入ると、新しく出された待機注文を取り消し、新しく持ったポジションを決済します。時間帯が終われば元の状態に戻ります。

このツール自体が売買することはありません。エントリーの判断もしませんし、売買シグナルも出しません。

■ 時間帯の指定方法

経済指標で指定する
重要度(高のみ/高と中/すべて)と対象の国を選び、発表の何分前から何分後までを停止するかを指定します。該当する指標は、MetaTrader 5 に内蔵されている経済指標カレンダーから自動的に取得します。

曜日と時刻で指定する
最大3枠まで登録できます。書式は次のとおりです。

  Mon-Fri 06:00-08:00 平日の6時から8時
  Mon,Wed,Fri 09:30-10:15 月・水・金の9時30分から10時15分
  All 12:00-12:30 毎日12時から12時30分
  Fri 23:00-01:00 金曜23時から土曜1時(日をまたぐ指定)

起動時に、入力された内容をどう解釈したかをログに出力します。書式は正しくても意図と違う指定になっている場合、ここで気付くことができます。

手動で停止する
パネルの「Pause now」を押すとその場で停止し、「Resume」で解除します。スケジュールされた時間帯の途中で「Resume」を押した場合、その時間帯では再び停止することはありません。

■ 停止中の動作

停止中に出された待機注文は取り消します。停止中に持ったポジションは決済します。停止が始まる前から保有していたポジションには手を付けません。

このツールは、荒れやすい時間帯に新規のポジションを持たないためのものです。既存のポジションを整理するためのものではありません。

マジックナンバーを指定すると、特定の EA が出した注文だけを対象にできます。0 のままにすると、手動で出した注文を含め、口座上のすべての注文が対象になります。

■ チャート上の表示

パネルには、現在の状態、次に停止する時刻とその理由、これから発表される経済指標、停止中に決済した件数を表示します。

パネルはドラッグで移動でき、1行に折りたたむこともできます。表示位置と折りたたみの状態は保存され、次回起動時にも引き継がれます。

停止する時間帯はチャート上に網掛けで表示し、停止中はチャート上端に赤い帯を表示します。

赤い帯を用意したのには理由があります。週明けの窓開け対策として使う場合、週末はローソク足が形成されないため、時間軸に沿った網掛けは最新のローソク足よりはるか右側に描画され、画面に表示されません。時間軸に依存しない表示が必要でした。

停止の開始と終了は、ポップアップ、スマートフォンへのプッシュ通知、音で通知できます。それぞれ個別にオン/オフを切り替えられます。

■ 設定が広すぎる場合の警告

指定した条件によって今後1週間のうち25%以上が停止対象になる場合、パネルに警告を表示し、ログに詳細を出力します(停止時間帯の数、合計時間、期間に占める割合)。

認識できない国コードが含まれている場合は、その旨を通知します。また、停止中に繰り返し発注している EA がある場合も一度だけ通知します。決済が何度も発生している原因を特定できるようにするためです。

■ このツールにできないこと

・注文が発注されること自体を止めることはできません。MetaTrader 5 には自動売買を停止させる機能がなく、MQL5 Market では DLL の使用が禁止されているためです。そのため、発注された直後に決済する方式を採っています。スプレッドと、約定から決済までの値動きの分は、コストとして発生します。
・停止中に EA が再エントリーを繰り返す場合、そのたびにコストが発生します。決済回数に上限は設けていません。上限を設けると、停止時間帯の途中でツールが動作を止めてしまうためです。
・端末のアルゴリズム取引がオフの状態では動作しません。起動時と稼働中に、その旨を表示します。
・経済指標による停止には MetaTrader 5 内蔵の経済指標カレンダーが必要です。これはライブ口座でのみ利用できる機能で、ストラテジーテスターからは呼び出せません。曜日と時刻による停止はストラテジーテスターでも動作します。
・マジックナンバーを 0 にした場合、手動で出した注文も対象になります。
・停止が始まる前から保有していたポジションには手を付けません。
・1つの端末につき1つのチャートでのみ動作します。MetaTrader 5 は1つのチャートに1つの EA しか設定できないため、専用のチャートを1枚ご用意ください。2つ目のチャートに設定した場合は起動を拒否します。同じポジションが二重に決済されるのを避けるためです。
・経済指標の名称は、端末の言語設定に従って表示されます。プラットフォーム側から提供されるデータのためです。

■ ストラテジーテスターでの動作確認

無料のデモ版はストラテジーテスター上で動作します。テスターでは経済指標カレンダーを利用できないため、曜日と時刻による停止で動作をご確認ください。

  1. 「Pause during economic-news windows」を false にします
  2. 「Day/time window 1」に、テスト期間に含まれる時間帯を入力します(例:All 09:00-12:00)
  3. ビジュアルモードでテストを実行します
  4. 開始時刻になるとパネルの表示が「Paused」に変わり、チャート上端に赤い帯が表示されます。終了時刻になると「Active」に戻ります
  5. ログに「Pause window started」「Pause window ended」と、時間帯の解釈結果が出力されます

なお、ストラテジーテスターでは1つの EA しか動作せず、手動で注文を出す手段もありません。そのため、取り消しや決済の対象となる注文自体が存在しません。テスターで確認できるのは、時間帯の判定、パネルの表示、チャート上の表示までです。取り消しと決済の動作は、ライブ口座またはデモ口座でご確認ください。

■ 外部依存

DLL、外部サイト、外部 API、外部サーバーのいずれも使用しません。追加でインストールが必要なファイルもありません。端末上の情報を外部に送信することもありません。すべて MetaTrader 5 内で完結します。

■ 設定項目

入力パラメータは17項目です。すべて初期値のまま動作するため、導入前に設定が必要な項目はありません。

■ ご注意

外国為替証拠金取引および CFD 取引には、損失が発生するリスクがあります。本ツールは、設定された時刻に取引を停止・再開させるためのものです。売買に関する助言やシグナルを提供するものではなく、取引の結果について何らの主張もいたしません。取引の判断およびその結果は、すべてお客様ご自身に帰属します。
作者のその他のプロダクト
Drawdown Limit Guard は、設定した損失額に達したかどうかを監視し、達した時点でポジションを決済するツールです。 売買の判断はしません。日次の損失と累計の損失を監視し、上限に近づいたら警告を出し、上限に達したら決済する。動作はこれだけです。 日次の損失上限と累計の損失上限を設定します。どちらか一方だけでも、両方でもかまいません。上限に達すると、それ以降に発生したポジションを決済し、待機注文を削除します。上限に達した時点ですでに保有していたポジションについては、該当するオプションをオンにした場合にのみ決済します。 先にお伝えしておきたいこと 本ツールは、新規の注文が発注されること自体を止めることはできません。MetaTrader 5 には新規取引を停止させる機能がなく、MQL5 Market では DLL の使用が禁止されているためです。 そのため、上限に達したあとに注文が発注された場合は、発注された直後に決済する方式を採っています(動作確認では約0.25秒)。この注文には、スプレッドと、約定から決済までの値動きの分の損失が発生します。 商品説明としては
フィルタ:
レビューなし
レビューに返信