Trading Cost Ledger
- ユーティリティ
- バージョン: 1.10
- アップデート済み: 16 9月 2026
- アクティベーション: 10
Trading Cost Ledger は、自分の口座の確定した取引履歴だけを読み、手数料とスワップという2つの金額だけを合計するツールです。予測も助言もしません。パネルに出るのは、すでにこの口座で発生した金額の実測値だけです。
数字の作り方: 全銘柄・全マジック番号を対象に、最大365日分の確定した約定を読み込みます(チャートの銘柄に限らない、口座全体の集計です)。Total commission (365d) は各約定に記録された手数料を合計したもの、Total swap (365d) は各約定に記録されたスワップを符号そのまま合計したもの(プラスの合計は、支払ったより多くのスワップを受け取ったことを意味します)。Trading cost (365d) は手数料合計に、スワップ合計のうち支払いに当たる部分だけを足したものです(スワップの合計がプラスでも、コストがマイナスになることはなく、単に加算しないだけです)。パネルで一番大きく出ている数字は、その取引コストを、同じ期間にプラスで確定した約定の合計額で割ったもので、口座がプラス側で積み上げた金額に対してコストがどれだけの割合かを見られます。ここで表示されるのは比率だけで、プラス・マイナスそれぞれの元の金額そのものは表示しません。365日間で対象となる約定が5件に満たない場合は、十分な履歴が無いということなので、数字の代わりに「Collecting history」と表示します。
Highest-cost symbol は、同じ365日間で手数料とスワップの支払いを合計した金額が最も大きかった1つの銘柄を、その金額とともに表示します。Highest-cost weekday は、同じように、同じ365日間でその支払いの合計が最も大きかった曜日を、その金額とともに表示します。CSVレポートがターミナルのファイルフォルダに書き出され、月別・銘柄別に手数料・スワップ・取引コスト・約定件数が別々の列で並びます。画面に収まらない範囲まで数字を見たい方に向いています。ファイルの絶対パスはパネル自体に表示されるので、別途調べる必要はありません。
スクリーンショット1(USDJPY・M15・実際の取引履歴があるデモ口座): 見出しは 6.4% で、直近365日の総利益に対して手数料とスワップが占めた割合です。その下に Trading cost (365d) 94403.00 JPY と出ています。罫線の下では Total commission (365d) と Total swap (365d) が1行に並び、Highest-cost symbol は BTCUSD で 94249.00 JPY、Highest-cost weekday は Wednesday で 94249.00 JPY、最下段には CSV report の保存場所が表示され、State は OK です。この口座はスワップの合計が長いため、列の幅に収まらず -94385... と切り詰められています。隣の手数料の欄は、このフォントサイズでは空欄のままです。どちらの合計も CSV report には省略なしで書き出されます。ここにある数字は、撮影した時点でこの口座の決済済み履歴が持っていた値そのものです。仮の値でも推計でもありません。
スクリーンショット2〜4は、同じ口座の同じ瞬間の同じパネルを、3通りに見せたものです。2枚目は見出しの下のブロックを拡大し、2つの Highest-cost の行を原寸で読めるようにしたものです。その上に2つの合計が並ぶ行があります。3枚目は別の角・小さいフォント・大きいフォントを並べたもので、これが表示用の入力が動かせることのすべてです。4枚目はこの道具がしないことをまとめています。これらの入力が変えるのはパネルの位置・文字の大きさ・文字色・CSV report を書き出すかどうかだけで、数字そのものは目の前のチャートではなくこの口座の履歴から来ます。
このツールがしないこと: 発注・決済・変更のいずれも一切行いません。取引側の機能とは接続していません。テクニカル指標や他の時間軸は一切使わず、材料になるのは各約定そのものの手数料・スワップ・銘柄・時刻だけです。銘柄を避けるべきだとも、ブローカーを変えるべきだとも一切言いません。パネルが表示するのは金額だけです。スプレッドコストは見積もりません。確定した約定の履歴には、発注した瞬間の市場価格が記録されていないためです(測るのは手数料とスワップだけです)。ブローカー同士を比較することも、将来のコストを予測することもありません。複数の口座・複数の端末をまたいで集計することもありません。入金・出金などの非取引の残高操作は、すべての集計から除外しています。
入力は5件です。4件は見た目に関するもの=パネルの表示/非表示、位置、文字サイズ、文字色。5つ目はCSVレポートのオン/オフで、既定はオンです。このツールが実際に作り出す2つのもの(画面とCSV)の一方だからです。数値のしきい値は一切ありません。365日の窓・5件の最低サンプルはいずれも固定値です。
知っておくとよい前提が1つあります。ストラテジーテスターの口座履歴は、そのテスト実行中に発生した約定しか持たないため、新規のテストでは通常「Collecting history」のままになります。これはテスターの仕組み上の性質であり、ツールの不具合ではありません。十分な取引履歴のある口座(デモでもリアルでも)に載せれば、最初のティックからその口座自身の実測値と、CSVレポートの両方が埋まります。
本商品は、同じ作者が提供する口座履歴ツール群の1つです。無料・助言なしのインジケーター3本(Trade Behavior Mirror・Win Streak Size Creep Mirror・Multi-Symbol Chase Mirror)は、同じ種類の確定履歴を読み、損失確定直後のエントリー・連勝中のロット拡大・取引した銘柄の種類数を映します。本商品はその系列で初めての有料ツールで、行動の側面ではなくコストの側面を見たい方向けに作られています。作者のMQL5プロフィールには、これらに加えて、金特化のシグナル・取引のリスク制限・バックテストと実運用の突合を扱う複数の有料インジケーター/ユーティリティも掲載されています。
