Margin Usage History
- ユーティリティ
- バージョン: 1.0
- アクティベーション: 10
Margin Usage History は、この口座自身のクローズ済み取引履歴を読み、各ポジションを建てた瞬間に口座残高のどれくらいを証拠金として賭けていたかを、%で示します。判断も助言もせず、取引の結果は一切見ません。毎回どれだけ賭けていたかを測るだけです。
なぜ必要か
同じロットサイズでも、そのときの口座残高が大きいか小さいかでまったく意味が違います。残高が減ってもロットサイズを変えずに取引を続けると、1回の取引に賭けている割合が、誰も決めていないのに静かに上昇していきます。「調子が良かった時期は資金の3%しか賭けていなかったのに、負けが込んできた頃には15%賭けていた」——多くのトレーダーが後から振り返れば思い当たるはずのパターンですが、口座の履歴タブはそれを合計してはくれません。ただ取引を1件ずつ並べるだけです。
セットアップ
1. どのチャートでもよいのでEAをドラッグして取り付けます。銘柄も時間足も無関係です。稼働しているチャートではなく、この口座のクローズ済み取引履歴全体を読みます。
2. パネルが左上に表示され、この口座自身の履歴から埋まっていきます。
3. クローズした取引の件数が変わったときだけ再計算します(60秒ごとに確認)。起動や設定は不要です。
4. それ以外の操作は不要です。調整すべき数値の設定はありません。
入力(4つ・この順)
InpShowPanel(既定 true)— パネルの表示/非表示。
InpPanelCorner(既定 左上)— パネルを置くチャートの隅。
InpPanelFontSize(既定 9)— パネルの文字サイズ。表示のみ。
InpColorText(既定 白)— パネルの文字色。
数値のしきい値は一切ありません。365日の集計期間は固定で変更できません。
数字がどう作られているか
各クローズ済みポジションについて、それを建てるのに必要だったはずの証拠金を、端末自身の証拠金計算(この口座の現在のレバレッジと銘柄設定を使用)で概算します。MT5には過去のその時点の設定を調べる手段が無いため、これは意図的に明示した概算であり、このツールの不備ではありません。そのポジションを建てた瞬間の口座残高は、現在の残高から遡って再構成します——そのポジションが開かれた後に発生したすべての決済結果・スワップ・手数料・入金・出金を差し引きます。まだ開いているポジションの含み損益は、この計算には一切含まれません。
パネルに表示される内容
パネルは直近365日にわたる証拠金コミット比率の中央値——各ポジションを建てた瞬間に残高のどれだけの割合を賭けていたかの中間値——を、その背後にある件数とともに表示します。その下の Highest committed margin は、その期間で見られた単一の最大値を示します。By symbol には、測定可能だった件数の多い順に最大5銘柄までの証拠金比率中央値が並び、それを超える分は Other symbols にまとめられます。測定できるクローズ済み履歴が無いときは、その旨を1行で表示します。
レポートファイル
CSVファイルが MQL5\Files\MarginUsageHistory\margin_usage_report.csv に書き出されます。月ごとに区切られ、列は Month, Symbol, ClosedCount, MedianMarginPercent です。Symbol が空の行はその月の全体集計行です。毎回すべて書き直すため(追記ではない)、重複が生じることはありません。ファイルの完全なパスはパネルに表示されます。
テストする前に
ストラテジーテスターには、そのテスト実行中にクローズされた取引履歴しかありません。そこで表示されるのはテスト期間の結果であり、この口座の実際の取引履歴ではありません。エラーなく動作することを確認するには役立ちますが、実際の口座データとして数字を読むためのものではありません。
このツールがしないこと: 発注・決済・変更のいずれも一切行いません——取引側の機能とは接続しておらず、すでに存在する履歴から読み取り計算するだけです。取引の結果を判断材料には使いません——クローズした各取引の結果は、各時点の残高を再構成するために内部でのみ使われ、数字としてどこにも表示されません。オープン中のポジションは含みません——完全にクローズしたものだけを数え、含み損益はこの計算に一切関与しません。証拠金コミット比率が高すぎるか低すぎるかを判定することはなく、どの比率を使うべきかを提案することもありません。1つの端末上の1つの口座だけを読み、遡れるのはこの口座自身の取引履歴が届く範囲までです。
