Gold Net Range Signals
- インディケータ
- バージョン: 1.0
- アクティベーション: 10
ゴールド向けの MetaTrader 5 インジケーターです。取引コストを差し引いても値幅が残り、直近20本を上回った確定足に矢印を出します。
- 移動平均やオシレーターなどのテクニカル指標は使いません。材料は確定足の四本値と、その足に記録されたスプレッドだけです。
- 引き算の途中式をそのまま画面に出します。パネルの数字は、チャートのローソク足とその場で突き合わせられます。
- 矢印が出ていないときも黙りません。いま何が足りないかを数字か価格で名指しします。
- 判定を変える閾値・期間・倍率といった設定はありません。パラメーターはすべて、表示と通知のためのものです。
■ 画面に出るもの
Gold Net Range Signals
Spread history 20/20 bars recorded
Last closed bar range 787 - spread 40 = 747 net
body 260 - spread 40 = 220 net
Strongest net body (20 bars) 1933
20-bar high 4396.91 low 4310.84
Chart TF H1 Signals today Long 0 / Short 0
State Waiting: net body 220 pts, needs > 1933 pts
この画面は検算できます。787 - 40 = 747。260 - 40 = 220。State の 220 は実体の行の右辺と同じ数字で、必要値として示している 1933 は Strongest net body (20 bars) の値そのものです。220 は 1933 に届かないので矢印は出ていません。数字はばらばらに並んでいるのではなく、一本の計算でつながっています。
Spread history は、スプレッドが記録されている足の本数です。Last closed bar は上の行が値幅、下の行が実体で、どちらも「元の値 - スプレッド = 正味」の形になっています。Strongest net body (20 bars) は直近20本で最大の正味の実体、20-bar high と low はその20本の高値と安値です。
■ 矢印が出る条件(すべて公開しています)
単位はポイント、S はその足に記録されたスプレッドです。
net body = (close - open) / point - S ← 陽線のとき
net body = (open - close) / point - S ← 陰線のとき
net range = (high - low) / point - S
上向きの矢印は、確定足で次がすべて成立したときに出ます。
- 陽線で終わり、その足の net body がゼロを上回っていること
- その net body が、直近20本の確定足のどの net body よりも大きいこと
- 終値が、直近20本の確定足が付けたいちばん高い値を上回っていること
同じ大きさでは出さず、上回ったときだけです。下向きは上下反転です。参照するのは直近20本で固定してあり、パラメーターではありません。判定する足そのものは20本に含めないため、開始には確定足21本が要ります。net range は判定に使わず、ローソク足と見比べるための行です。
■ 矢印が出ていないときも黙りません
State は待機の理由をそのつど書き換えます。スプレッドが実体を超えたとき、正味の実体が20本の最大に届かないとき、終値が20本の高値や安値を抜けないとき、それぞれ別の行が出ます。複数が足りないときは、いちばん手前で止まっているものを名指しします。材料がそろわないときは、Spread history と State の文字色が変わります。
■ リペイントしません
矢印は足が確定してから出ます。未確定の足には描かないので、あとから位置が動くことはありません。判定に使うのは、その足に記録されたスプレッドであって、いまのスプレッドではありません。別に組んだ計算で20,000本を検証したところ、矢印573本が位置も向きも一致しました。履歴を作り直しても MT5 を再起動しても変わりません。
■ 差し引きは「測る」ためのもので、「絞り込む」ためのものではありません
ゴールドの短い時間軸で実測すると、差し引きをしない計算が 2,765 本、記録どおりのスプレッドで差し引いた計算が 2,780 本でした。本数はほとんど動かず、わずかに増えています。条件を満たす足の実体は、もともとスプレッドより桁が一つ大きいからです。この商品の価値は、その差し引きの過程を数字で見せる点にあります。
■ どのくらい出るか
出る回数を決めるのは、チャートに載せた時間足であって、設定ではありません。ゴールドの実測では M15 で一日あたり 2.0 本ほど、H4 では 58.5 日なにも出ない期間がありました。H4 で数週間なにも出ないのは、条件が正しく働いている証拠です。
■ アラート
ポップアップ・プッシュ通知・メールの3種類に届き、それぞれ個別にオン/オフできます。同じ足で二度鳴ることはなく、チャートに載せた時点で過去の足までさかのぼって鳴ることもありません。通知には、銘柄/時間軸/足の時刻/正味の実体/引いたスプレッド/終値/抜いた20本の高値または安値が入ります。MT5 を開かずに読めます。
■ パラメーターは11個
InpShowPanel/InpPanelCorner/InpPanelFontSize/InpColorLong/InpColorShort/InpColorPanelText/InpColorWarn/InpArrowSize/InpAlertPopup/InpAlertPush/InpAlertEmail。これで全部です。どれを変えてもシグナルは変わりません。InpColorLong は Long setup、InpColorShort は Short setup の矢印の色です。
■ できないこと・やらないこと
- ポジションの新規建て・決済・変更をしません。注文にも口座の資金にも触れません。
- ゴールド以外の銘柄は想定していません。動作自体はしますが、その場合は差し引きの影響が大きくなります。
■ 動作環境とデモ
MetaTrader 5 用のインジケーターで、画面表示は英語です。デモ版は M15 で試してください。短時間でも矢印が出ます。H4 は間隔が開き、何も出ない画面になることがあります。ストラテジーテスターのビジュアルモードでも、ライブと同じ動きです。ただしテスターにスプレッドの設定欄がなく、履歴に記録された値がそのまま再生されます。公開前に自動チェックで確認したのは、取引系APIを呼んでいないこと・インジケーターハンドルを作っていないこと・外部通信をしていないことの3点です。
