- チャートイベントの種類
- チャート時間軸
- チャートプロパティ
- 位置定数
- チャート表示
- チャート操作の例
チャートプロパティ
ENUM_CHART_PROPERTY 列挙の識別子はチャート操作の関数のパラメータとして使用されます。「プロパティ型」欄にある r/o は read-only の略で、プロパティが読み込み専用で変更不可能であることを意味します。「プロパティ型」欄にある w/o は write-only の略で、プロパティが書き込み専用で受信不可能であることを意味します。特定のプロパティにアクセスする際には、チャートサブウィンドウの番号を示す追加パラメータ修飾子(修飾子)を指定する必要があります。0 はメインチャートウィンドウを意味します。
チャートのプロパティを定義する関数は、実際にチャートに変更コマンドを送信するのに使用されます。これらの関数が正常に実行された場合、コマンドがチャートイベントの共用キューに追加されます。チャートの変更は、チャートイベントのキューの処理時に実装されます。
従って、これらの関数の呼び出し後の、チャートの即時の視覚更新は期待出来ません。一般的には、チャートは、新たな相場の到着やチャートウィンドウのサイズ変更などの変更イベントの後に、端末によって自動更新されます。強制的にチャートを更新するには ChartRedraw() 関数を使用します。
ChartSetInteger() 及び ChartGetInteger() 関数
ID |
説明 |
プロパティ型 |
---|---|---|
CHART_SHOW |
価格チャートを描画します。falseの場合、時間および価格スケール、クイックナビゲーションバー、カレンダーイベントラベル、取引ラベル、インディケータおよびバーツールヒント、インディケータサブウィンドウ、ボリュームヒストグラムなどの価格チャートの属性は無効にされ、すべてのチャート境界のインデントが削除されます。 図面を無効にすることは、グラフィカル リソースを使用してカスタムプログラムインターフェイスを作成するための完璧なソリューションです。 グラフィックオブジェクトはCHART_SHOWプロパティ値にかかわらず、常に描画されます。 |
bool |
チャートオブジェクト( OBJ_CHART )を識別し、グラフィックオブジェクトにはtrue を返します。チャートの場合falseを返します。 |
bool r/o |
|
他のチャートの上に重ねてチャートを表示します。 |
bool |
|
CHART_CONTEXT_MENU |
右クリックでコンテキストメニューへのアクセスを有効/無効にします。 CHART_CONTEXT_MENU=falseの場合、チャートのコンテキストメニューのみが無効になります。チャート上のオブジェクトのコンテキストメニューは利用可能なままです。 |
bool (デフォルトはtrue) |
CHART_CROSSHAIR_TOOL |
中クリックで Crosshairツールへのアクセスを有効/無効にします。 |
bool (デフォルトはtrue) |
マウスの左ボタンを使用してチャートを水平方向にスクロールします。CHART_SCALEFIX、CHART_SCALEFIX_11 または CHART_SCALE_PT_PER_BAR プロパティーの値がtrue の場合には、垂直方向のスクロールも可能です。 CHART_MOUSE_SCROLL=falseの場合、マウスホイールを使用したチャートのスクロールは利用できません。 |
bool |
|
CHART_EVENT_MOUSE_WHEEL |
チャート上のすべてのmql5プログラムにマウスホイールイベント (CHARTEVENT_MOUSE_WHEEL) に関するメッセージを送信します。 |
bool (デフォルトはtrue) |
チャート上の全ての MQL5 プログラムに、マウス移動イベントとマウスクリックイベントの通知を送信します(CHARTEVENT_MOUSE_MOVE)。 |
bool |
|
チャート上の全てのMQL5 プログラムに、新規オブジェクト作成イベントの通知を送信します(CHARTEVENT_OBJECT_CREATE)。 |
bool |
|
チャート上の全てのMQL5 プログラムに、削除イベントの通知を送信します(CHARTEVENT_OBJECT_DELETE)。 |
bool |
|
チャートの種類(ローソク足、バー、またはライン)。 |
enum ENUM_CHART_MODE |
|
前景の価格チャート。 |
bool |
|
右側の境界線からの価格チャートのインデントのモード。 |
bool |
|
チャートの右側の境界線への自動移動のモード。 |
bool |
|
CHART_KEYBOARD_CONTROL |
キーボード("Home"、 "End"、 "PgUp"、"+"、"-"、"上矢印" など)を使用してチャートを管理できます。 CHART_KEYBOARD_CONTROLをfalseに設定すると、チャートのスクロールとスケーリングが無効になりますが、OnChartEvent()でキー押下イベントをを受け取ることはできます。 |
bool |
CHART_QUICK_NAVIGATION |
チャートがスペースとEnterキーの入力を傍受するのを許可してクイックナビゲーションバーをアクティブにします。クイックナビゲーションバーはマウスのダブルクリックまたはスペース/ Enterが押された後、チャートの下部に自動的に表示されます。これによって銘柄、時間枠と最初に表示されるバーの日付を迅速に変更することができます。 |
bool |
Scale |
int 0 〜 5 |
|
固定スケールモード。 |
bool |
|
1:1 スケールモード。 |
bool |
|
指定されたスケール(バーあたりのポイント単位)。 |
bool |
|
CHART_SHOW_TICKER |
左上隅に銘柄のティッカーを表示します。CHART_SHOW_TICKERを「false」に設定するとCHART_SHOW_OHLCも「false」になり、OHLCが無効になります。 |
bool |
左上隅にOHLC値を表示します。CHART_SHOW_OHLCを「true」に設定するとCHART_SHOW_TICKERも「true」になり、ティッカーが有効になります。 |
bool |
|
買気配値をチャートに水平線として表示。 |
bool |
|
売気配値をチャートに水平線として表示。 |
bool |
|
直近価格をチャートに水平線として表示。 |
bool |
|
隣接する期間の間に垂直方向のセパレータを表示。 |
bool |
|
チャートにグリッドを表示。 |
bool |
|
チャートにボリュームを表示。 |
||
オブジェクトの説明テキストの表示(全てのオブジェクトの説明が表示されるわけではありません)。 |
bool |
|
チャートに表示出来るバーの数。 |
int r/o |
|
指標サブウィンドウを含んだチャートウィンドウの総数。 |
int r/o |
|
サブウィンドウの可視性。 |
bool r/o 修飾子 - サブウィンドウ番号。 |
|
チャートウィンドウハンドル( HWND )。 |
int r/o |
|
指標サブウィンドウの上部フレームとメインチャートウィンドウの上部フレームとの縦 Y 軸に沿った距離(ピクセル単位)。指標サブウィンドウでのグラフィカルオブジェクトの座標がサブウィンドウの左上隅を基準に設定されているのに比べ、マウスイベントでのカーソル座標は、メインチャートウィンドウの座標で渡されます。 この値は、図形オブジェクトを正しく取り扱うために、メインチャートの絶対座標をサブウィンドウフレームの左上隅を基準に設定されているサブウィンドウのローカル座標に変換するために必要とされます。 |
int r/o 修飾子 - サブウィンドウ番号。 |
|
チャート上で最初に見えるバーの番号。バーのインデックスは時系列式に付けけられます。 |
int r/o |
|
チャートの幅(バー単位)。 |
int r/o |
|
チャートの幅(ピクセル単位)。 |
int r/o |
|
チャートの高さ(ピクセル単位)。 |
int 修飾子 = サブウィンドウ番号 |
|
チャートの背景色。 |
color |
|
軸、スケール及びOHLCラインの色。 |
color |
|
グリッドの色。 |
color |
|
ボリュームやポジションオープンレベルの色。 |
color |
|
強気ローソク足のアップバー、影とボーダーの色。 |
color |
|
弱気ローソク足のダウンバー、影とボーダーの色。 |
color |
|
折れ線グラフの色と「同時線」日本製ローソク足の色。 |
color |
|
強気ローソク足の実体の色。 |
color |
|
弱気ローソク足の実体の色。 |
color |
|
売値レベルの色。 |
color |
|
買値レベルの色。 |
color |
|
直近の約定価格(Last)の線の色。 |
color |
|
逆指注文値(決済逆指値及び決済指値)レベルの色。 |
color |
|
チャートでの取引レベル(ポジション、決済逆指値、決済指値及び未決注文のレベル)を表示。 |
bool |
|
チャートで取引レベルをマウスでドラッグする許可。ドラッグモードの初期値は有効(true )です。 |
bool |
|
チャートでタイムスケールを表示。 |
bool |
|
チャートに価格スケールを表示。 |
bool |
|
チャートに「ワンクリック取引」パネルを表示。 |
bool |
|
チャートウィンドウが最大化されている。 |
bool r/o |
|
チャートウィンドウが最小化されている。 |
bool r/o |
|
CHART_IS_DOCKED |
チャートウィンドウがドックされている。falseに設定されると、チャートは端末領域の外側にドラッグされて移動されることができます。 |
bool |
CHART_FLOAT_LEFT |
仮想画面に相対したドッキング解除されたチャートウィンドウの左座標 |
int |
CHART_FLOAT_TOP |
仮想画面に相対したドッキング解除されたチャートウィンドウの上部座標 |
int |
CHART_FLOAT_RIGHT |
仮想画面に相対したドッキング解除されたチャートウィンドウの右座標 |
int |
CHART_FLOAT_BOTTOM |
仮想画面に相対したドッキング解除されたチャートウィンドウの下部座標 |
int |
ChartSetDouble() 及び ChartGetDouble()関数
ID |
説明 |
プロパティ型 |
---|---|---|
百分率で表された右境界線からのゼロバーインデントのサイズ。 |
double (10〜50 パーセント) |
|
パーセント値で表された、左の境界からのチャートの固定位置。チャートの固定位置は、水平時間軸上の小さな灰色の三角形でマークされています。これはティック着信時のチャート右への自動スクロールが無効になっている場合にのみ表示されます( CHART_AUTOSCROLL プロパティを参照)。固定位置にあるバーはズームインやズームアウトする時にも移動しません。 |
double |
|
固定されたチャートの最大値。 |
double |
|
固定されたチャートの最小値。 |
double |
|
スケール(バーあたりのポイント単位)。 |
double |
|
チャートの最小値。 |
double r/o 修飾子 - サブウィンドウ番号。 |
|
チャートの最大値。 |
double r/o 修飾子 - サブウィンドウ番号。 |
ChartSetString() 及び ChartGetString()関数
ID |
説明 |
プロパティ型 |
---|---|---|
チャート内のコメントテキスト。 |
string |
|
CHART_EXPERT_NAME |
指定されたchart_idを持つチャート上に起動されたエキスパートアドバイザの名前 |
string r/o |
CHART_SCRIPT_NAM |
指定されたchart_idを持つチャート上に起動されたスクリプトの名前 |
string r/o |
例:
int chartMode=ChartGetInteger(0,CHART_MODE);
|
参照