MQL5 リファレンス行列とベクトルのメソッド行列とベクトルの操作TransposeConjugate

TransposeConjugate

複素行列を共役転置します。複素数行列の虚部の符号を変えることで、行列の軸を反転または置換し、修正された行列（共役転置行列）を返します。

matrixc matrixc::TransposeConjugate()

戻り値

複素行列の共役転置。

注意事項

共役は、複素数行列だけでなく、実数行列やベクトルにも適用できます。実数行列やベクトルの場合、単にコピーされて返されます。

複素行列の共役転置の簡単なアルゴリズムの説明

//--- 共役転置を行う複素行列関数
matrixc MatrixTransposeConjugate(const matrixc& matrix_a)
{
//--- 元の行列の行数と列数を逆にした新しい行列matrix_cを作成
matrixc matrix_c(matrix_a.Cols(), matrix_a.Rows());

//--- 新しい行列のすべての行を走査
for(ulong i=0; i<matrix_c.Rows(); i++)
{
//--- 新しい行列のすべての列を走査
for(ulong j=0; j<matrix_c.Cols(); j++)
{
//--- 実部は転置してコピー
matrix_c[i][j].real = matrix_a[j][i].real;
//---虚部は符号を反転してコピー（共役）
matrix_c[i][j].imag = -matrix_a[j][i].imag;
}
}

//--- 共役転置行列を返す
return(matrix_c);
}

Transpose

TriL