データ型

プログラムはデータで動作します。データは目的によって異なった型で存在します。例えば、整数データは配列要素のアクセスに使用されます。価格データは倍精度浮動小数点に属します。これは MQL5 には価格データ型のための特別なデータ型がないという事実と関係があります。

データ処理速度は型によって違います。最も速く処理されるのは整数データです。倍精度データの処理には、特別なコプロセッサが使用されます。しかし、浮動小数点データは内部表現が複雑なために、整数より処理速度が遅くなります。

文字列データは動的なコンピュータメモリの割り当て / 再配分を必要とするために処理速度が最も遅くなります。

基本データ型は次の通りです。

複合データ型は次の通りです。

OOPの視点からすると、複合データ型は抽象データ型と呼ばれています。

カラー及び日付時刻型は、外部のエキスパートアドバイザーまたはカスタム指標のプロパティで定義されたパラメータの可視化と入力を容易にするためにのみ意味をなします(インプットタブ)。カラー及び日付時刻型のデータは整数として表されます。整数型と浮動小数点型は、算術演算(数値)型と呼ばれています。

には、明示的なキャストが指定されていない限り、暗黙の型キャストのみが利用されます

参照

型キャスト