EA 9本の完全年82年を上半期と下半期に分割:22年で片方が赤字・片方が黒字、GOLD NEURONのH1中央値は−2.5%

8 11月 2026, 02:00
Kenichiro Sakamoto
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暦年には2つの半期があります。1〜6月(H1)と7〜12月(H2)です。当社EA 9本の公開中のMT5バックテストについて、各完全年をこの2つの半期に分け、それぞれのリターンを測りました。同じ年の2つの半期が、どれくらいの頻度で違う結果を示すのかを見ました。本記事はバックテストだけを使い、フォワード口座の数値は含みません。数値は2026-11-08時点のものです。

先に結論
- 9本のバックテストの完全年82年のうち22年で、片方の半期が赤字、もう片方が黒字でした。その22年のうち14年は通年ではプラスで終わっており、年単位の数字が赤字の半期を隠していました。
- 82年中47年はH1のリターンがH2を上回り、35年はH2が上でした。MEGAMAX DONCHIANと無料のDONCHIAN ENGINEは同じエンジンを使い、H1が上回った7年も同じです。無料エンジンを除くと73年中40対33です。これを季節の法則とは読みません。
- 半期の差が最も大きいのはGOLD NEURONです。完全年22年で、H1リターンの中央値は−2.5%、H2の中央値は+16.9%でした。44の半期のうち20が赤字です。
- GOLD KINGとGOLD TRIPWIREには赤字の半期が1つもありません(14中0、12中0)。同じGOLD KINGのテストの最大相対有効証拠金DDは91.3%で、半期の成績がきれいでも、その中のドローダウンについては何も分かりません。

数え方
- 決済した取引は、決済した月に割り振っています。手数料とスワップを含み、保有中の含み損益は入りません。
- 完全な暦年だけを使います。2026年は8本のテストで1年に満たないため除きました。BITCOIN COMETのテストは2025-12-31で終わります。
- H1リターン=1〜6月の純損益÷年初残高。H2リターン=7〜12月の純損益÷(年初残高+H1の純損益)。複利で運用するテストがあるため、半期は金額ではなく、その半期の開始残高に対する%で比べています。
- 「上回った半期」は、H1とH2のどちらのリターンが大きかったかを年ごとに数えたものです。同率はありませんでした。
- 最後の列はテスト全体の最大相対有効証拠金ドローダウン(サイト掲載の設定)で、有効証拠金の山からの最大の下落率です。半期の数値ではなく、目安として載せています。
- TRINITYとAIFWは本記事に含めていません。公開バックテストの元のレポートファイルが当社の内訳データに無く、月別に分けられないためです。

表
EA | テスト期間とデータ | 完全年 | 上回った半期: H1 / H2(年数) | リターン中央値: H1 / H2 | 片方の半期が赤字・もう片方が黒字の年 | 最も弱い半期(年、リターン) | 最大相対有効証拠金DD(テスト全体)
GOLD NEURON | M30, 2004.01.01-2026.09.01, 100% real ticks | 22 (2004-2025) | 10 / 12 | −2.5% / +16.9% | 6 | 2007 H2, −25.4% | 55.5%
DONCHIAN ENGINE (free) | H1, 2017.01.01-2026.06.01, 100% real ticks | 9 (2017-2025) | 7 / 2 | +5.5% / +4.1% | 5 | 2020 H2, −7.0% | 10.8%
MEGAMAX DONCHIAN (USDJPY) | H1, 2017.01.01-2026.06.01, 100% | 9 (2017-2025) | 7 / 2 | +19.4% / +7.4% | 4 | 2020 H2, −41.3% | 58.6%
ATLAS PORTFOLIO | H4, 2019.01.01-2026.06.28, 100% | 7 (2019-2025) | 5 / 2 | +51.6% / +24.9% | 3 | 2025 H1, −3.8% | 26.3%
ETHEREUM TREND | H4, 2019.01.01-2026.06.28, 100% real ticks | 7 (2019-2025) | 3 / 4 | +3.2% / +3.6% | 2 | 2021 H2, −8.1% | 17.1%
BITCOIN COMET | H4, 2018.01.01-2025.12.31, 98% | 8 (2018-2025) | 5 / 3 | +16.6% / +15.4% | 1 | 2018 H1, −6.2% | 31.2%
GOLD VIPER | M30, 2019.01.01-2026.09.01, 8% real ticks | 7 (2019-2025) | 3 / 4 | +45.2% / +42.7% | 1 | 2022 H1, −4.9% | 30.3%
GOLD KING | M1, 2019.01.01-2026.06.01, 5% real ticks | 7 (2019-2025) | 4 / 3 | +34.2% / +23.8% | 0 | 2019 H1, +14.0% | 91.3%
GOLD TRIPWIRE | M15, 2020.01.01-2026.10.14, 11% real ticks | 6 (2020-2025) | 3 / 3 | +17.9% / +20.0% | 0 | 2020 H1, +2.8% | 12.7%

目立った点
- ATLAS PORTFOLIO、2025年:通年は+25.7%で終わりましたが、H1は−3.8%で、利益はすべてH2(+30.7%)で出ています。1月に稼働を始めた人は、良い結果で終わった年でも、6月末の時点で決済ベース−3.8%でした。
- MEGAMAX DONCHIAN、2020年:H1は+38.6%、続くH2は−41.3%で、通年は−18.6%でした。強い上半期の後に、テスト全体で最も弱い半期が来ています。
- GOLD NEURON:完全年22年のうち7年は両方の半期が赤字でした(2004、2005、2007、2009、2015、2017、2018)。2023年はH1が−15.2%、H2が+39.0%で、通年は+17.9%です。
- BITCOIN COMET、2018年:H1 −6.2%、H2 +125.1%、通年+111.3%。GOLD VIPER、2022年:H1 −4.9%、H2 +28.9%、通年+22.6%。どちらも、大きくプラスの年の中に赤字の半期が1つあります。
- 両方の半期が赤字の年はGOLD NEURON以外ではまれで、ほかにはETHEREUM TRENDの2019年(−4.1%と−0.7%)だけです。

EAを判断する前の使い方
- 年別リターンの表では、上半期か下半期が赤字だったプラスの年が見えません。月別か半期の数値と、同じテストの最大ドローダウンを確かめてください。
- 最初の6か月でEAを判断しないでください。これらのテストの82年中22年で、同じ年の2つの半期の符号が逆でした。
- この集計から始める月を選ばないでください。82年で47対35は小さな差で、2本のEAは同じエンジンを使っています。
- 本記事は過去のテストについてのもので、将来の成績を約束しません。
- 当社が公開するフォワード口座はすべてデモ口座で、本記事では使っていません。

本記事で最も取り上げた2本のEA: GOLD NEURON https://www.mql5.com/en/market/product/187329 · MEGAMAX DONCHIAN https://www.mql5.com/en/market/product/181838

当社の公開バックテストは期間・残高・設定を明記し、フォワード口座は掲載するたびにデモ口座と表示しています。全一覧: fxea365.com/ea/ranking