中国10月鉱工業生産・固定資産投資が減少、景気減速圧力続く

中国10月鉱工業生産・固定資産投資が減少、景気減速圧力続く

11 11月 2015, 13:19
Kadze
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中国国家統計局が11日発表した経済指標は、鉱工業生産と固定資産投資が減速する一方、小売売上高の伸びも小幅な改善にとどまり、景気減速圧力がまだ強いことが分かった。更なる政策支援が必要だ。

10月の鉱工業生産は前年同月比5.6%増と、9月の5.7%増から伸びが鈍り、ロイターによるアナリスト予想の5.8%増を下回った。

10月の固定資産投資は前年同期比10.2%増加し、こちらはアナリスト予想と一致した。19月の10.3%増からは伸びが鈍くなった。

10月の小売売上高は前年同月比11.0%増で、9月の10.9%増から伸びが増加、アナリスト予想(10.9%増)を上回った。

コメルツバンク(シンガポール)の新興市場担当シニアエコノミスト、チョウ・ハオ氏は「全体にデータは安定したものの、喜べる内容ではなかった。製造業は需要の低迷により大幅に減速している」と指摘した。

また「不動産投資が引き続き低調で、投資全般の勢いが弱い。消費は比較的好調だったが、全般的な伸びは依然として物足りない」と述べた。

今週発表された10月の消費者物価指数(CPI)は上昇率が鈍り、貿易統計も市場予想を下回った。

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