SMC Automato
- エキスパート
- Jean Charles Vilhena Maia
- バージョン: 13.25
- アクティベーション: 5
SMC AUTOMATO(XAUUSD)— MT5用 ゴールド(XAUUSD)ロング専用EA(Long-Only)
概要
SMC AUTOMATO は、MetaTrader 5 で ゴールド(XAUUSD) を運用するために設計された Expert Advisor(EA)です。ロジックは Smart Money Concepts(SMC) の考え方に着想を得つつ、運用方針は明確に 買い(ロング)のみ=Long-Only に特化しています。
狙いはシンプルです。
ゴールドが上昇局面で見せやすい 「階段状の上げ」(構造が残り、押し目が比較的機能しやすい)を取りにいき、反対に 「エレベーターの下げ」(急落・高速・荒い戻り・V字反転など)では無理に戦わない、という発想です。
**重要:**本EAは デフォルトでショート(売り)は行いません。
ゴールド特有の急落局面で、対称的なショートロジックを入れて崩れることを避けるため、Long-Only設計になっています。
このEAが向いている人
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XAUUSD を中心に運用し、裁量より ルールベースの自動化 を重視したい方
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ゴールドの 非対称性(上げは構造的、下げは暴力的になりやすい)を前提に戦略を組みたい方
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部分利確・建値移動・構造トレールなど、トレード管理も自動化したい方
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連敗時の一時停止・ペンディング注文の固着対策・再起動時の状態保持など、安全装置が必要な方
エントリーの仕組み(セットアップの検出)
EAはメイン時間足(初期設定は M15)で、明確な条件の 上方向BOS(Break of Structure) を探します。
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直近の確定足(前の足)の 終値(Close) を取得
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過去の指定本数(初期:150本)を走査し、次を満たす箇所を探します:
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直近終値が、過去のある足の 高値(High)を上回っている
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上方向の構造ブレイクが検出されると、EAはその周辺の足から「計画エントリー」と「SL」を組み立てます:
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計画エントリー(Planned Entry):シグナル周辺の足の High を参照
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損切り(SL):同じ周辺の足の Low を参照
その後、現在価格とブローカー制約(Freeze/Stops Level)を考慮して注文タイプを自動選択します:
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Buy Limit:押し目待ちが可能な位置なら指値
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Buy Stop:上抜け継続の確認が必要なら逆指値
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Buy Market:エントリーモードで許可されている場合のみ成行
📌 要点:
「構造ブレイク → 条件に合う形で入る」を徹底し、ブローカー制約で無効注文にならないよう設計されています。
リスク管理(ロット計算)
ロットは口座残高に対する %リスク で自動計算されます。
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InpRiskPercent (初期:1.0%)
計算は以下の流れです:
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エントリー~SLの距離(ポイント)を算出
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tick value / tick size を取得
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1ロット当たりの損失額を計算
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指定リスク額に収まるロットを逆算
追加の安全装置:
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最大ロット制限: InpMaxLotCap
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マージン安全率: InpMarginSafety
ポジション管理(自動)
ポジション保有後は自動で以下を実行します。
1) 部分利確(Partial)
RR(初期リスクに対する倍率)が一定に達したら部分決済します。
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InpUsePartials (初期:true)
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InpPartialRR (初期:2.0R)
📌 現状の実装は 初期ロットの約50% を決済(ブローカーのロット刻みに適合)。
2) 建値(BE+)への移動
一定RRで、SLを建値に(+バッファ)移動します。
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InpMoveToBE (初期:true)
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InpBETriggerRR (初期:1.5R)
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InpBEPlusPoints (初期:80ポイント)
これにより、利益の戻しを減らし、損失の連鎖を抑えます。
3) 構造トレーリング(Swingベース)
一定RRから、直近の構造(スイング安値)に基づいてSLを追従させます。
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InpTrailingStart (初期:2.5R)
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InpSwingLookback (初期:10本)
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InpTrailBufferPts (初期:30ポイント)
EAはlookback範囲の 最小安値 を探し、そこからバッファ分下にSLを置きます。
また、ブローカーの制約や「改善度」をチェックし、意味のない頻繁な変更は避けます。
安全装置(保護レイヤー)
1) Anti-Streak(連敗時の一時停止)
連続損失がN回に達すると、一定時間トレードを停止します(当日停止ではなく「ソフト停止」)。
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InpPauseAfterLossStreak (初期:3)
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InpPauseMinutes (初期:180分)
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InpForceLimitAfterStreak (初期:2)
📌 連敗は 実質損益(profit + swap + commission) で判定します。
2) ペンディング注文の固着対策
EAのペンディング注文が残っている場合、新しい注文は出しません(重複リスク回避)。
さらに、以下のフェイルセーフがあります:
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InpMaxPendingAgeBars (初期:6本)
古いペンディング注文は削除され、「注文が残ってEAが止まる」事故を防ぎます。
3) 状態保持(VPS/MT5再起動対策)
EAは MetaTrader の Global Variables を用いて、重要情報を保存します:
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初期SL(INITSL)
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初期ロット(INITVOL)
これにより、VPSやMT5が再起動しても、BE移動や部分利確後に 元のリスク基準を忘れてRR計算が崩れる ことを防ぎます。
状態はポジションが本当に終了した時だけ削除され、部分決済では消えません。
稼働時間(セッション)
現在のプリセット:
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アジア:20:00 – 23:00
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ロンドン:01:00 – 08:00
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ニューヨーク:09:00 – 13:00
加えて:
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日曜稼働可否: InpTradeSunday
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トレード後クールダウン: InpPostTradePause
なぜゴールドはLong-Onlyなのか?
XAUUSDはしばしば:
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上昇は構造が残りやすい(押し目が機能しやすい)
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下落は急で荒い(滑り・V反転・戻り不規則)
そのため、ロングロジックを単純に反転してショートにすると:
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連続ストップ
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Sell Limitが刺さらない
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急反発で即死
などが起きやすく、全体の期待値を崩すケースが多いです。
SMC AUTOMATOはこの現実を前提に、
✅ 構造的な上昇を取りに行く
❌ 暴落に対して対称ショートで戦わない
という設計にしています。
推奨の初期設定
銘柄:XAUUSD
時間足:M15(初期)
リスク:実運用は 0.5%~1.0%/トレード推奨
PendingExpiryBars:3~6が現実的
Anti-Streak:ON推奨(ドローダウン抑制)
免責事項
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成績はブローカー環境(スプレッド、約定、スリッページ、サーバー時間、ヒストリ品質)に大きく左右されます。
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バックテストは将来利益を保証しません。
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同一ブローカーでデモ検証後に実運用してください。
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BE/Trailingの微調整でエクイティ特性は大きく変わります。
一文まとめ
SMC AUTOMATOはXAUUSD(ゴールド)向けのLong-Only EAで、上方向の構造ブレイクを検出し、部分利確・BE+・構造トレールで自動管理しつつ、連敗停止・ペンディング固着対策・再起動時の状態保持を備えた安全重視の自動売買システムです。
