東京午後=もみ合い、ドル円は122.70円近辺

東京午後=もみ合い、ドル円は122.70円近辺

30 11月 2015, 08:21
Yamaguchi Katashi
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新規材料が乏しく、週後半に欧州中央銀行(ECB)理事会や米雇用統計及びイエレンFRB議長の議会証言、フィッシャーFRB副議長の講演など、注目イベントを多数控えて、相場は動きにくい。この後も調整主導の小動きが続きそうだ。

後場の日経平均は100円超安水準での動きが続いたほか、上海総合指数は一時3%超安水準まで下げ幅を拡大するなど中国株はさえない動きとなったが、円相場の反応は限定的。ドル円は122.70円近辺でもみ合い相場が継続。伸び悩んでいるものの買い意欲も強く、下値は堅い。ユーロ円は約7カ月つぶりの安値圏となる129円後半で戻りが鈍く、ポンド円は184円半ば、豪ドル円は88円前半でわずかに売りが先行した。一方、NZドル円は80円前半で買い戻しがやや優勢となった。

米ドルに対する主要通貨で薄い動意。ユーロドルは1.05ドル後半で戻りの鈍い動きが続いているほか、ポンドドルも1.50ドル前半で上値が重い。4月末以来の1.50ドル大台割れとなるかに注目。また、豪ドル/ドルは0.71ドル後半での小動きが続く一方で、NZドル/ドルは0.6552ドルまで小幅高。