ドル119円後半、ユーロはECB理事会控えて軟調

ドル119円後半、ユーロはECB理事会控えて軟調

23 10月 2015, 03:39
Yamaguchi Katashi
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 午後3時時点のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べて、ややドル安/円高の119円後半となった。株価以外に値上がり材料が無いなかで、株価の下げ幅が拡大すると共に円が買い戻された。ユーロは数時間後に欧州中央銀行(ECB)理事会を控えていたため、追加の緩和期待から軟調となった。

ドルは、早朝の取引で119.96円まで上昇した。いったん若干値下げし、再び119.95円まで上昇した。しかし、その後は日経平均の下げ幅拡大に応じて、伸び悩み一時119.61円まで下落した。

ユーロは1.13ドル前半で、朝方の高値1.1351ドル付近からやや安値の展開。ユーロ/円は135円半ばで朝方の高値136.05円から下落。この日はECBの定例政策理事会とドラギECB総裁の記者会見が予定されている。

「ドラギ総裁会見までは、ECBの追加緩和リスクを見越してユーロ安が続き、その後、実際に追加緩和が実施されなければ、買い戻しで1.14ドル手前までユーロが上昇する可能性がある」との見方がある。

さらに、来週30日の日銀政策決定会合を控える市場も、同じような値動きとなるのではないかとみられる。決定会合までは追加緩和期待からドル/円が底堅く推移し、追加緩和が実施されなければ、その後ドル/円が反落するというストーリーだ。

また、最近の主要通貨の値動きについて「システムトレード中心の値動きで、読みづらい」との見方がある。

たとえば中国は19日、第3四半期国内総生産伸び率が前年比6.9%と発表したが、「7%を下回る伸びということで、金融市場がネガティブな反応を示すと思われたが、事前予想の6.8%を上回ったことで、むしろポジティブな反応となった」という。しかし、予想を「上回る」結果で自動的にドルが買われたものの、その勢いは間もなく失速した。

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