Market Pulse Dual
- インディケータ
- Edoardo Centorame
- バージョン: 1.0
- アクティベーション: 5
Market Pulse Colored (Dual)
デュアル・ホライズン市場モメンタム指標(ダイナミックカラー)
Market Pulse Colored (Dual) は、RSI・CCI・ATR(ボラティリティ/エネルギー) を加重合成して市場モメンタムを測定・可視化する高度なテクニカル指標です。
本指標は売買シグナルや自動取引を行いません。色分けされた2本のラインにより、モメンタムの方向性・質(強弱)・中立状態・減速や転換の可能性を直感的に把握するための視覚的分析ツールです。
表示は別ウィンドウに行われ、-100 ~ +100 の固定スケールと、基準となる**ゼロライン(0.0)**を備えています。
1)指標の構成:2つの「Pulse」(2本のライン)
本指標は2本のカラ―ラインを描画します。
✅ Pulse #1 – 「Market Pulse」(細線・太さ 2)
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主要パルス:反応が速く、標準的な感度でモメンタムの方向を捉えます。
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ユーザー設定の期間で RSI と CCI を使用します。
✅ Pulse #2 – 「Market Pulse II」(太線・太さ 4)
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確認用/長期ホライズンのパルス:より遅く安定しています。
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RSI と CCI の期間を**×5**に拡張して計算します。
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高度なカラー判定ロジックを採用し、ゼロラインの上下だけでなく、上昇中か下降中かも判定します。
2)計算要素:RSI + CCI + ATR(エネルギー)
Pulse(#1 / #2)の値は、以下の3要素から構成されます。
A)RSI の正規化
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RSI(0~100)を -1 ~ +1 に変換します。
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RSI = 50 が「論理的ゼロ」。
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50 超 → 正、50 未満 → 負。
B)CCI の正規化
-
CCI を InpCCIScale (初期値 50.0)で割り、-1 ~ +1 に制限します。
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絶対値が大きいほど寄与は強くなりますが、過度な振れを防止します。
C)RSI / CCI の重み付け
最終的な値は加重平均です。
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InpWeightRSI (初期値 0.60)
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InpWeightCCI (初期値 0.40)
重みは内部で自動正規化され、比率は常に保たれます。
D)ATR による調整:市場エネルギー/強度
以下を計算します。
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現在の ATR
-
ATR の移動平均( InpATRMAPeriod )
そこからエネルギー比を算出します。
この比率を intensity (0~1)に変換し、Pulse の振幅を調整します。
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低エネルギー市場(平均以下のボラティリティ)→ モメンタム減衰
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高エネルギー市場(平均以上のボラティリティ)→ モメンタム増幅
同一の RSI/CCI シグナルでも、市場環境により強弱が変化します。
3)スケールとゼロライン
固定スケール
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表示範囲は -100 ~ +100
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すべての値はこの範囲に制限されます。
ゼロライン(0.0)
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シルバー色の点線で表示
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以下の境界を示します。
| 位置 | 意味 |
|---|---|
| 0 より上 | 強気バイアス |
| 0 より下 | 弱気バイアス |
4)Dead Zone(ゼロ付近の中立ゾーン)
パラメータ: InpDeadZone (初期値 5.0)
Pulse が次の範囲にある場合:
-DeadZone ~ +DeadZone
中立と判定されます。
目的:
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微小ノイズの除去
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ゼロ付近での頻繁な色変化を防止
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視認性と安定性の向上
5)カラーの意味:ゼロ上下・強弱・クロス
5.1 Pulse #1(Market Pulse)— シンプルで即時的
🔵 LightSteelBlue = 中立
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条件: |Pulse1| ≤ InpDeadZone
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意味:モメンタムが弱い/横ばい/移行期。
🟢 Lime = 正(上昇)
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条件: Pulse1 > InpDeadZone
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意味:強気圧力が優勢。
🔴 Red = 負(下降)
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条件: Pulse1 < -InpDeadZone
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意味:弱気圧力が優勢。
ゼロクロス(Pulse #1)
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下 → 上(Dead Zone を超過)→ 赤 → 緑
-
上 → 下(Dead Zone を超過)→ 緑 → 赤
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ゼロ付近 → 青(中立)
※ Pulse #1 の色変化は傾きではなく位置が主因です。
5.2 Pulse #2(Market Pulse II)— 強弱を区別する動的カラー
🔵 DodgerBlue = 中立
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条件: |Pulse2| ≤ InpDeadZone
-
意味:明確な方向性なし。
🟩 ForestGreen = LONG STRONG
(ゼロ上・上昇中)
条件:
-
Pulse2 > InpDeadZone
-
傾き > 0
意味:
-
強気トレンドが確認され、加速中。
🟥 IndianRed = SHORT WEAK
(ゼロ上・下降中)
条件:
-
Pulse2 > InpDeadZone
-
傾き ≤ 0
意味:
-
依然として強気圏だが、勢いが減衰。
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天井形成や転換準備の可能性。
🟩 DarkSeaGreen = LONG WEAK
(ゼロ下・上昇中)
条件:
-
Pulse2 < -InpDeadZone
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傾き > 0
意味:
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弱気圏だが、下落圧力が弱まっている。
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反発や移行の可能性。
🟣 Magenta = SHORT STRONG
(ゼロ下・下降中)
条件:
-
Pulse2 < -InpDeadZone
-
傾き ≤ 0
意味:
-
弱気トレンドが確認され、加速中。
Pulse #2 の傾き(Slope)の計算方法
パラメータ: InpSlopeBars (初期値 5)
傾きは単一バーではなく、N 本バーの平均傾きで計算されます。
これにより:
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カラーが安定
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ノイズ耐性が向上
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トレンド判断の信頼性が向上
6)実践的な解釈:Pulse #1 と Pulse #2 の組み合わせ
強い上昇局面
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Pulse #1:🟢 Lime
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Pulse #2:🟩 ForestGreen
→ 短期・長期ともに上昇確認。
上昇の減速
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Pulse #1:緑または中立
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Pulse #2:🟥 IndianRed
→ 上昇は継続だがエネルギー低下。
強い下落局面
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Pulse #1:🔴 Red
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Pulse #2:🟣 Magenta
→ 明確で加速する下落トレンド。
下落の減速/回復
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Pulse #2:🟩 DarkSeaGreen
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Pulse #1:中立または緑へ
→ 売り圧力の低下と移行局面。
7)本指標が「しないこと」(重要)
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自動売買シグナルを出さない
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完全な売買システムではない
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未来を予測しない
RSI・CCI・ATR に基づく現在の市場状態の要約を示すのみです。
8)パラメータ一覧
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InpRSIPeriod / InpCCIPeriod:Pulse #1 の基本期間
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Pulse #2:自動で ×5 期間
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InpATRPeriod:ATR 期間
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InpATRMAPeriod:ATR 平均(エネルギー基準)
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InpWeightRSI / InpWeightCCI:RSI / CCI の重み
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InpCCIScale:CCI 正規化スケール(初期値 50)
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InpDeadZone:ゼロ周辺の中立ゾーン
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InpSlopeBars:Pulse #2 の傾き計算バー数
最終ノート
Market Pulse Colored (Dual) は、一目で理解できるクリーンなモメンタム表示を目的として設計されています。
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Pulse #1:即時性と方向性
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Pulse #2:強弱とトレンドの質
