Aureus Gold(XAUUSD M30)のリスクティア別 設定ファイル(.set)無料配布 — Aggressiveの上が存在しない理由

6 8月 2026, 03:00
Kenichiro Sakamoto
0
3
Aureus Gold 用の設定ファイル(.set)を3本公開します — Defensive / Standard / Aggressive。各ティアの裏付けとなる22.5年分の実測値と、このEAの「リスクの天井」がどこにあるかを率直に書きます。


Aureus Gold は XAUUSD の M30 で動くモメンタム・ブレイクアウト型EAです。取引するのはゴールドが本当に動いているときだけ。短期/長期ATR比が1.2以上、かつ EMA50/200 の乖離が明確、という2つの条件でボラティリティ拡大レジームを確認してからでないと、エントリー候補にすら入りません。エントリーは48本チャネルをATRマージン付きで確定足が抜けたとき、トレンド方向に買いまたは売り。固定利確はなく、タイトな群トレール(含み益3.0 ATRで発動、0.35 ATR幅で追走)でトレンドを追い、ATR基準のハードなグループ損切りがバスケット全体のリスクを常に上限で縛ります。逆行時は最大3回まで同一ロットのリカバリー追加が入ります。マーチンゲールもロット倍加もなく、グループ損切りが総リスクを必ず限定します。

重要なパラメータ
- RunMode: Defensive / Standard / Aggressive / Ultra。全ティアでシグナルは同一、変わるのはサイズのリスクだけ。設定ファイルが変更するのはここです。
- RiskPercent(既定 3.0): グループ損切り1回が残高の何%に相当するか(RunMode倍率を掛ける前の基準値)。ボラティリティ正規化サイジングなので、静かな相場でも荒れた相場でも損切り1回のコストは同じ割合です。
- MinVolRatio(既定 1.2): ボラティリティレジームの関門。下げると閑散相場でも取引するようになりますが、当社の感応度テストの結論は「下げるな」です。
- EntryLookback / EntryATR_Multi(48 / 0.6): チャネル長とブレイクに要求するマージン。2つ合わせて「どれだけ決定的な動きを要求するか」を決めます。
- GroupSL_ATR(1.5)と TrailActivateATR / TrailDistATR(3.0 / 0.35): 出口の幾何学。エントリーに対してタイトなストップ、十分な含み益が乗ってからのトレール決済です。
- MaxGridCount(3): リカバリーグリッドの上限。追加は全て同一ロットです。

3つの設定ファイル
3本とも変更しているのは RunMode のみで、他は v2.30 出荷時の既定値です。数値は製品ページに公開している実ティックバックテスト(XAUUSD M30・2004〜2026年の22.5年・$10,000・MT5ストラテジーテスター)の値です。
- AUREUS_GOLD_Defensive.set — リスク×0.5。バックテスト: +370% / PF 1.32 / 最大有効DD 17.5%。資金保全プロファイル。
- AUREUS_GOLD_Standard.set — 基準(グループ損切りあたり3%)。バックテスト: +1,766% / PF 1.41 / 最大有効DD 27.6%(相対61%)。本来のバランス型です。
- AUREUS_GOLD_Aggressive.set — リスク×2。バックテスト: +5,744% / PF 1.34 / 最大有効DD 40.1%、相対エクイティDDは約89%。ここがこのEAの実測されたリスクの天井です。おおよそ×2を超えると相対DDが90%を超え、事実上の破綻圏に入るため、これより上のティアは存在しません。既定の Ultra が意図的に Aggressive と同一なのはそのためです。
つまり当社の他のEAと違い、このEAには Aggressive の上がありません。設定ファイルは、まず Standard か Defensive から始めて、ご自身の口座でドローダウンの性格を確かめてから上げていくために用意しています。

ダウンロード
ファイルはMT5ビルド用です。MT4版はパラメータ名が同じなので、同じ値を手で写せば使えます。

.set ファイルの読み込み方
ストラテジーテスターの場合: MT5 で Ctrl+R、EA・銘柄 XAUUSD(ブローカーのゴールド銘柄名でも可。EAはチャートの銘柄をそのまま使います)・時間足 M30 を選び、「パラメーター(Inputs)」タブで右クリック →「読み込み(Load)」→ .set を選択。公表値の再現にはリアルティックデータを使ってください。
チャートの場合: ゴールドの M30 チャートに EA をドラッグし、「パラメーター」タブで「読み込み」→ ファイル選択 → OK。チャート上のダッシュボードに現在のRunModeとドローダウンが表示されます。

テスト前の正直な注意
「22.5年のバックテスト」は安心材料に聞こえますが、利益の分布に注意してください。検証年のうちおよそ半分は横ばいか赤字で、それは2004〜2012年のトレンドなきゴールド相場に集中しています。利益は2013年以降のトレンド年、特に2024年に偏っています。ブレイクアウト型は拡大レジームで稼ぎ、死んだレジームでは少しずつ削られる戦略です。数年単位の停滞は故障ではなく仕様です。毎月安定した収入が必要なら、この道具は合いません。

上記のバックテスト数値はすべて過去データによるシミュレーションであり、ライブ実績ではなく、将来の成績を約束するものでもありません。必ず失っても許容できる資金でご利用ください。

設定ファイルがお役に立ちましたら、製品ページへのレビューが何よりの励みになります。

全EAの実測値(PF・有効ドローダウン・取引数・年別損益)は fxea365.com/ea/ranking で公開しています

製品と無料ツールの一覧は販売者プロフィールにまとまっています: mql5.com/ja/users/app.develop.sk/seller