MACD Live Tuner
- インディケータ
- バージョン: 1.0
どのトレーダーにも覚えのある手順があります。インジケーターの設定を開き、数値をひとつ変え、OK を押し、チャートをじっと眺め、違うと判断し、また設定を開く。MACD にいたっては悩みどころが一度に三つ、Fast・Slow・Signal があり、定番の 12/26/9 も慣習にすぎず、絶対のルールではありません。MACD Live Tuner はこの繰り返しを終わらせます。
これはチャート上でそのままリアルタイムに調整できる MACD で、専用のサブウィンドウで動作します。チャートに小さなパネルが置かれ、Fast EMA の期間、Slow EMA の期間、Signal の期間を動かすスライダーが並びます。どれかをドラッグすれば、MACD ライン、Signal ライン、Histogram のすべてが目の前で即座に再計算され、描き直されます。12/26/9 のままでよいのか、自分の相場に合わせるべきなのか。その答えはフォーラムのスレッドではなく、数秒で出ます。
多くのトレーダーが誤解している点があります。Signal ラインは Simple Moving Average であり、EMA ではありません。MACD ライン自体と同じように Signal ラインも指数平滑されていると思い込みがちですし、MACD を大まかに説明した解説の多くもそう受け取れる書き方をしています。しかしプラットフォーム標準の MACD 実装では、Signal ラインは MACD ラインに対する単純な窓型の Simple Moving Average として定義されています。MACD Live Tuner も同じ定義に従っているため、調整する Signal ラインはプラットフォーム標準のものとまったく同じ挙動になります。
ラッパーではなく、独自実装の MACD。本インジケーターは教科書どおりの計算を自前で行います。Fast と Slow の EMA(慣例どおり SMA で初期化)、その差として MACD、MACD の窓型 SMA として Signal、両者の差として Histogram を求め、途中に組み込みのハンドルを挟みません。独立した教科書的な参照実装との1本ずつの数値照合と、自身による全履歴の再計算との照合をどちらも実施済みで、差はいずれもゼロでした。調整したものが、そのまま表示されます。リペイントはしません。
スタイルエディタもリアルタイム。16 色パレットと RGB スライダーで、MACD ライン、Signal ライン、Histogram の色と太さを変更できます。内蔵テーマは 3 種類(Night Cyan、Graphite Gold、Clean Light)。チャートの雰囲気に合わせて選べます。
設定はチャートごとに記憶されます。三つの期間も色も線の太さも、再起動後に残したとおりの状態で戻ります。
気に入っていただけるポイント
- リアルタイムのスライダーが三つ、ひとつではありません。Fast、Slow、Signal のどれを動かしてもチャートが即座に更新されます。
- Signal ラインはプラットフォーム標準の MACD と一致。EMA ではなく SMA なので、調整した結果が普段見ているものとそのまま対応します。
- スタイルもリアルタイム。MACD / Signal / Histogram の色と太さが、編集しているそばからチャートに反映されます。
- テーマは 3 種類。ワンクリックで、ダークにもライトにもチャートに合わせられます。
- チャートごとの記憶。調整内容は再起動後もチャート単位で残ります。
- 独自の MACD 計算を数値検証済み。リペイントなし。自動売買は行いません。あくまで判断を支援するツールです。
使い方
- MACD Live Tuner を任意のチャートにドラッグします。
- スライダーで Fast、Slow、Signal の期間を設定し、MACD ライン、Signal ライン、Histogram がリアルタイムに更新される様子を確認します。
- Style editor を開いて、三つの要素の色と太さを変更します。
MACD Live Tuner は Live Tuning ファミリーの一員で、CCI、WPR、RSI、Stochastic、DeMarker、Momentum、ADX、Bollinger、Envelopes、Alligator、OsMA、RVI、Force Index、Standard Deviation の各 Live Tuner と同じシリーズです。まずは定番インジケーターを無料で、その後もインジケーターを追加し、同じライブ調整の考え方によるマルチタイムフレーム・ダッシュボードも予定しています。設定ダイアログの往復が減ったと感じたら、短いレビューで次に何を作るべきかお聞かせください。
ヒント: パネルが透けて見える場合は、チャートで "Chart on foreground"(F8 -> Common)が有効になっていて、ローソク足がパネルの上に描かれています。本インジケーターはチャート設定を意図的に尊重し、勝手に変更することはありません。このオプションのチェックを外せば、パネルは不透明に表示されます。
無料、単体で動作、DLL 不要。すべての銘柄と時間足で利用できます。

