債券は上昇、20年入札順調で買い優勢-需給面から金利低下圧力との声

債券は上昇、20年入札順調で買い優勢-需給面から金利低下圧力との声

25 11月 2015, 12:24
Kadze
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債券相場は上昇。今日実施の20年利付国債入札で、最低落札価格が市場予想を上回るなど順調な結果となったことを受けて買いが優勢となった。

25日の長期国債先物市場で中心限月12月物は、前日比7銭高の14844銭で取引を開始。いったん4銭高の14841銭まで伸び悩んだ。午後に入って、20年入札結果発表後に一段高となり、一時14854銭まで上昇。結局は16銭高の14853銭で引けた。

現金債券市場で長期金利の指標である新発10年国債の340回債利回りは、0.5ベーシスポイント(bp)の時間午前15時の基準値よりも低い0.31%始まります日本債券トレーディングカンパニー前日が公開されている、朝には、同じレベルのままでした。午後には、20年債入札の結果に応じて、それは0.305%に減少している。

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「昨日の日本銀行による国債買い入れオペ減額もあり、20年債入札に対して慎重に見る向きもあったが、順調な結果となった。入札結果が相場の支え」と話した。「短期ゾーンのオペ減額でも、日銀の国債買い入れは続く。追加緩和がなくても国債買い入れを増やさざるを得ないとの見方から、昨日も長期債や超長期債は比較的しっかりだった。需給面からの金利低下圧力は変わっていない」と述べた。

超長期債が堅調。新発20年物の154回債利回りは0.5bp低い1.08%で開始し、入札結果発表後は1.065%まで下げた。新発30年物の48回債利回りは0.5bp低い1.39%で始まった後、一時1.40%に上昇した。午後に入ると徐々に水準を切り下げ、1.39%に戻している。

JPモルガン証券の山脇貴史チーフ債券ストラテジストは、「昨日は短期ゾーンの国債買いオペが減額されたため、2年債利回りがゼロ近辺に戻した。しかし、額を一定に維持するために長い年限が増額される可能性がある。超長期ゾーンの買い入れが増えることもあるのではないか」と話した。

20年債入札

財務省が今日午後零時45分に発表した表面利率0.4%の20年利付国債の入札結果によると、最低落札価格は10195銭と市場予想の10185銭を上回った。小さければ好調さを示すテール(落札価格の最低と平均の差)は3銭と2月以来の小ささ。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.59倍と、201412月以来の高水準となった。

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、20年債入札について、「強い結果だった。背景としては、月内に10年超の買い入れが2回あることから短期的な需給環境が良いこと、来年の超長期のオペの増額の可能性や20年債の発行減の可能性など長期的な需給タイト化の思惑も後押しした」と説明。「米利上げはあるものの欧州中央銀行(ECB)の緩和や地政学リスクなど、金利先高観が小さいことから、いつもより若干多めに押さえておきたいといった思いもあったのではないか」と語った。

トルコ軍によるロシア軍機撃墜でシリア情勢をめぐる地政学リスクへの懸念が浮上し、この日の国内株式市場でTOPIXは反落。前日比0.7%安の1594.67で取引を終えた。

24日の米国債相場はもみ合い。米10年国債債利回りは前日比ほぼ横ばいの2.24%程度で引けた。一時は2.20%と約2週間ぶりの低水準を付ける場面があった。一方、米国株相場は小幅高。S&P500種株価指数は同0.1%高の2089.14で終了した

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