Trend Wave Catcher
- エキスパート
- Mitsuaki Mine
- バージョン: 1.0
移動平均線を利用した、多機能な自動売買プログラム
はじめに:このEAについて
「Trend Wave Catcher」は、FXの自動売買(EA)をこれから始めたい、または始めたばかりの方にも分かりやすいように設計されたプログラムです。
このEAの目的は、相場の大きな流れ(トレンド)を捉えて取引を行うことです。しかし、ただ取引するだけでなく、利用者が自分の考えに合わせて細かく設定を調整できる「カスタマイズ性」を重視しているのが大きな特徴です。
推奨通貨ペア・時間足について
このEAは様々な通貨ペアや時間足で動作しますが、開発段階では特にドル円(USD/JPY)の1時間足での運用を想定して調整されています。初めてお使いになる方は、まずこの組み合わせから試してみることをお勧めします。
これから、このEAがどのような仕組みで動き、どんな機能を持っているのかを、一つひとつ丁寧に解説していきます。
EAの基本的な動き(取引の仕組み)
このEAは、「移動平均線(Moving Average)」という、多くのトレーダーが利用する基本的なテクニカル指標を使います。
エントリー(買い・売りのタイミング)
短期的な値動きを示す線(短期MA)と、長期的な値動きを示す線(長期MA)の2本を監視します。短期MAが長期MAを上に抜けたら「上昇トレンドの始まりかも?」と判断して買い注文を、下に抜けたら「下降トレンドの始まりかも?」と判断して売り注文を出します。
決済(取引を終えるタイミング)
エントリーとは別の2本の移動平均線を使い、トレンドの勢いが弱まったと判断したタイミングで自動的に決済します。これにより、利益を確保したり、損失を限定したりします。
このように、エントリーと決済で異なるルールを設定できるため、より柔軟な取引戦略を立てることが可能です。
主要なパラメータ(設定項目)の解説
このEAの「性格」を決める重要な設定項目です。これらの値を調整することで、EAの動きを細かくカスタマイズできます。
1. 基本設定
EAの最も基本的な動作を決定します。
LotsMode (ロット計算モード) 取引ごとのロットサイズ(取引量)の決め方を選びます。
・MODE_FIXED: 常に同じロットサイズで取引します。
・MODE_RISK_PERCENT: 口座資金に対する許容損失率(%)でロットを自動計算します。リスク管理を自動化したい方向けです。
Lots (ロット数) 上記で「MODE_FIXED」を選んだ場合に、取引するロットサイズを指定します。例:0.1
RiskPercent (リスク許容率) 上記で「MODE_RISK_PERCENT」を選んだ場合に、1回の取引で許容する損失の割合を%で指定します。例:1.0 (口座資金の1%まで)
MaxRiskLot (最大ロットサイズ) 自動計算モードの時の安全装置です。計算結果がここで設定したロット数を超えることはありません。予期せぬ大きなロットでの取引を防ぎます。
MagicNumber (マジックナンバー) EAが自分の取引を識別するためのユニークな番号です。他のEAや裁量取引と区別するために使います。必ず他のEAとは違う番号を設定してください。
Slippage (スリッページ) 注文価格と約定価格の許容できるズレをポイント単位で指定します。相場が急変している時に、不利な価格で約定するのを防ぎます。
2. SL/TP設定(損切り・利食い)
取引のリスク管理の要となる設定です。
SLTP_Mode (SL/TPモード) 損切り(SL)と利食い(TP)の決め方を選びます。
・SLTP_FIXED_PIPS: pips単位で固定の値を設定します。
・SLTP_ATR_BASED: 相場の勢い(ATR)に応じてSL/TP幅を自動で調整します。
StopLoss_pips / TakeProfit_pips 「SLTP_FIXED_PIPS」を選んだ場合に、SLとTPの幅をpipsで指定します。
ATR_SL_Multiplier / ATR_TP_Multiplier 「SLTP_ATR_BASED」を選んだ場合に、ATRの値に掛ける倍率を設定します。この倍率でSL/TPの幅が決まります。例えば、SL倍率を1.5、TP倍率を3.0にすると、リスクリワードレシオが1:2の取引を目指します。
3. トレーリングストップ設定
利益を伸ばすための機能です。
TrailingType (トレーリングの種類) 利益が出たときにストップロスを自動で引き上げる機能の種類を選びます。
・TRAILING_NONE: 使用しません。
・BREAKEVEN_ONLY: 一定利益が出たら、損失が出ないようにストップロスを建値(エントリー価格)に移動します。
・TRAILING_ATR: 相場の勢いに合わせて、最適な距離を保ちながらストップロスを追従させます。
BreakEvenPips (ブレークイーブン発動pips) 「BREAKEVEN_ONLY」などを選んだ場合に、何pipsの利益が出たら機能を有効にするかを設定します。
4. MAクロス戦略設定(エントリーと決済のルール)
このEAの取引ロジックの核となる部分です。
open_ma_cross_shortPeriod / open_ma_cross_longPeriod エントリー(取引開始)に使う短期・長期移動平均線の期間を設定します。この数値の組み合わせで、エントリーシグナルの感度が決まります。
close_ma_cross_shortPeriod / close_ma_cross_longPeriod 決済(取引終了)に使う短期・長期移動平均線の期間を設定します。エントリーとは別に設定することで、より柔軟な戦略(例:エントリーは慎重に、決済は素早く)が可能になります。
5. フィルター設定(取引を見送るルール)
不利な状況での無駄な取引を避けるための「門番」機能です。
UseMAFilter (MAポジションフィルター) これを「true」にすると、別に設定した一本の長期移動平均線(例:200日線)を基準に、大きなトレンドに逆らう取引をしなくなります。
UseVolatilityFilter (ボラティリティフィルター) これを「true」にすると、相場が静かすぎて値動きが期待できない時や、逆に荒れすぎて危険な時には取引を休むようになります。
Min_StdDev_Pips / Max_StdDev_Pips ボラティリティフィルターで使う、取引を許可する値動きの最小幅と最大幅をpipsで指定します。
UseTimeFilter / UseDayOfWeekFilter これを「true」にすると、指定した時間帯や曜日でのみ取引を行うようになります。例えば、経済指標が多い時間帯を避けたり、週末の取引を休んだりできます。
おわりに
「Trend Wave Catcher」は、基本的なトレンドフォロー戦略を軸に、多くの実用的な機能を組み合わせたEAです。
たくさんの設定項目がありますが、一つひとつの機能はFX取引における重要な考え方に基づいています。
まずはデモ口座などを活用して、推奨されているドル円・1時間足で、設定を変えるとEAの動きがどう変わるのかを試しながら、ご自身のトレードスタイルに合った使い方を見つけていただければ幸いです。

Soweit passt alles mit dem Robot, teste seit 1 Woche mit meinem eigenem Gold set . Danke danke