日銀の貨幣博物館が21日新装オープン、展示内容を一新

日銀の貨幣博物館が21日新装オープン、展示内容を一新

21 11月 2015, 03:00
Yamaguchi Katashi
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日銀は21日、改装中だった貨幣博物館をリニューアルオープンする。新たな博物館では最新の研究成果や来館者のニーズを踏まえて展示内容を一新。天正大判の実物や錦絵などを期間限定で展示するほか、千両箱の重さなども体験できる。

日銀421日、改装されていた貨幣博物館がリニューアルオープンする。最新の研究成果や観光客のニーズに照らして新しい博物館で展示内容を更新する。天正大判の実物や錦絵などを期間限定で展示するほか、千両箱の重さなども体験できる。

貨幣博物館は1985年のオープンから30年を迎え、今回初めてリニューアルを実施した。古今東西の珍しいお金の実物や関連資料が展示され、通貨の役割や歴史なども学ぶことができる。昨年の入館者は10万人を超えるなど東京・日本橋の観光スポットの1つとなっている。

バリアフリー化を進めるとともに、記念写真スポットも新設し、年長者や子供たちは、自由に使用するできるようになっている。千両箱の重さや昔のモノの値段がわかる買い物の体験など体験展示も充実させた。

期間限定で、豊臣秀吉がつくらせた最初の大判である「天正大判」の実物のほか、昨秋に米連邦準備理事会(FRB)が展示して話題になった錦絵の一部なども特別展示する。

20日に行われたオープニング式典であいさつした黒田東彦総裁は「ここから博物館自身も成長を続けけなければなりません」と述べ、今後も調査・研究や展示内容の充実に取り組んでいく考えを示した。


 

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