行列とベクトルの種類

行列とベクトルは、線形代数操作を可能にするMQL5の特別なデータ型です。次のデータ型が存在します。

  • matrix — double要素を含む行列
  • matrixf — float要素を含む行列<分
  • matrixc — complex要素を含む行列
  • vector — double要素を含むベクトル
  • vectorf — float要素を含むベクトル
  • vectorc — complex要素を含むベクトル

テンプレート関数は、対応する型の代わりに、matrix<double>、matrix<float>、vector<double>、vector<float> などの表記をサポートします。

行列とベクトルの初期化メソッド

関数

アクション

Eye

対角に1を、それ以外に0を含む行列を返します

Identity

指定されたサイズの単位行列を作成します

Ones

1で埋められた新しい行列を作成して返します

Zeros

0で埋められた新しい行列を作成して返します

Full

指定された値で満たされた新しい行列を作成して返します

Tri

指定された対角線以下に1を持ち、それ以外が0の行列を作成します

Init

行列/ベクトルを初期化します

Fill

既存の行列/ベクトルに指定された値を書き入れます