定義済みマクロ代入
デバッグプロセスを簡素化し、MQL5 プログラムの動作に関する情報を取得するには、コンパイルの時点で値が設定された特別なマクロ定数があります。これらの定数を使用する最も簡単な方法は、Print() 関数による値出力です。
定数 |
説明 |
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__CPU_ARCHITECTURE__ |
アーキテクチャ (コマンドのセット) 用にコンパイルされたEX5ファイルの名前 |
__DATE__ |
時刻を含まないファイルコンパイルの日付(時間、分、秒は 0 )。 |
__DATETIME__ |
ファイルコンパイルの日付と時刻。 |
__LINE__ |
マクロが配置されているソースコードの行番号。 |
__FILE__ |
現在コンパイルされているファイルの名称。 |
__PATH__ |
現在コンパイルされているファイルへの絶対パス。 |
__FUNCTION__ |
本体にマクロが配置されている関数の名称。 |
__FUNCSIG__ |
本体にマクロが配置されている関数のシグネチャ。関数の完全な記述のロギングはオーバーロード関数の識別に役立つことがあります。 |
__MQLBUILD__, __MQL5BUILD__ |
コンパイラのビルド番号。 |
__COUNTER__ |
コンパイラは、検出された各__COUNTER__宣言を0からN-1までのカウンター値で置き換えます。ここで、Nはコードでの使用回数です。__COUNTER__の順序はソースコードを再コンパイルしても変わらないことが保証されています。 __COUNTER__値は、次の方法で計算されます。
以下の例は、コンパイラがソースコードを処理し、検出された__COUNTER__のすべてのインスタンスを順次増加する値に置き換える方法を示しています。 |
__RANDOM__ |
コンパイラは、__ RANDOM__宣言ごとにランダムなulong値を挿入します。 |
例:
#property copyright "Copyright © 2009, MetaQuotes Software Corp."
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__COUNTER__マクロの使用例
//--- 式とその値を操作ログにすばやく表示するためのマクロを作成する
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