cIntBMP - BMP画像作成ライブラリ - MetaTrader 5のためのライブラリ

内容

このクラスは、BMP画像を作成するために設計されています。

例：

DrawTriangle() メソッドの例

DrawRectangle()メソッドの例

DrawCircle()メソッドの例

Fill()メソッドの例

使用法：

cIntBMP.mqhファイルは MQL5/Include フォルダに配置されるべきです。cIntBMP クラス使用法のデモは eBMP.mq5 ファイルにあります。このファイルを MQL5/Experts フォルダにコピーし、MetaEditorで開き、コンパイルしてチャートに取り付けます。

cIntBMPクラスの使用法は下記の通りです。

1. クラスファイルを含む

#include <cIntBMP.mqh>

2. 例えば「bmp」のようにcIntBMPクラス変数を宣言します。

cIntBMP bmp;

3. 画像のサイズと背景色を設定します（Create(...) メソッドを使用。下記参照）。

4. 画像に描画します。

5. 保存します（Save(...) メソッドを使用）。

6. 表示します（Show(...) メソッドを使用）。

終了したら下記をします。

1. グラフィカルオブジェクトを削除します（Hide(...) メソッドを使用）。

2. ファイルを削除します（Delete(...) メソッドを使用）。

クラスメソッド：

• Create(int aSizeX, int aSizeY, int aBGColor) - 画像サイズと背景色の設定
  aSizeX - 幅（画素単位）
  aSizeY - 高さ（画素単位）
  aBGColor - 背景色

• SetDrawWidth(int aWidth) - ペン幅の設定
  aWidth - ペン幅

• DrawDot(int aX, int aY, int aColor) - 点の描画
  aX - X座標
  aY - Y座標
  aColor - 色

• DrawLine(int aX1,int aY1, int aX2, int aY2, int aColor) - 線の描画
  aX1, aY1 - 開始点の座標
  aX2, aY2 - 終了点の座標
  aColor - 色

• DrawRectangle(int aX1, int aY1, int aX2, int aY2, int aColor, bool aSolid=false) - 長方形の描画
  aX1, aY1 - 左上の隅の座標
  aX2, aY2 - 右下の隅の座標
  aColor - 色
  aSolid - true - 塗りつぶされている

• DrawTriangle(int aX1, int aY1, int aX2, int aY2, int aX3, int aY3, int aColor, bool aSolid=false) - 三角形の描画.
  aX1, aY1, aX2, aY2, aX3, aY3 - 辺の座標
  aColor - 色
  aSolid - true - 塗りつぶされている

• DrawCircle(int aX, int aY, int aRadius1, int aRadius2, int aColor, double aRatio=1.0, double aAngleFrom=0.0, double aAngleTo, bool aSolid=false) - 円の描画
  aX - X座標
  aY - Y座標
  aRadius1 - 1つめの円の半径
  aRadius2 - 2つめの円の半径
  aColor - 色
  aRatio - 比率（ratio=1は円、その他は楕円）
  aAngleFrom - 開始角度
  aAngleTo - 終了角度aAngleFrom=aAngleTo の場合、円が描画されます
  aSolid - true - 塗りつぶされた円/楕円

• Fill(int aX, int aY, int aColor) - 領域を塗りつぶす
  aX, aY - 塗りつぶされた領域の座標
  aColor - 色で塗りつぶす

• TypeText(int aX, int aY, int aColor) - 画像にテキストを出力する
  aX, aY - テキストの左上の隅の座標
  aColor - テキストの色

• Save(string aFileName, bool aToImages=true) - 作成された画像をファイルに保存する
  aFileName - ファイル名（拡張子は不要）
  aToImages - ファイルは MQL5\Images\ フォルダ 、もしくはMQL5\Files\ フォルダに保存されます

• Show(int aX, int aY, string aBMPFileName, string aObjectName) - チャートに画像を表示する
  aX, aY - 座標
  aBMPFileName - 画像のファイル名
  aObjectName - OBJ_BITMAP_LABEL 型のグラフィックオブジェクト

• Hide(string aObjectName) - 指定された名前のグラフィックオブジェクトを削除する
  aObjectName - 削除するオブジェクトの名前

• Delete(string aFileName, bool aFromImages=true) - ファイルを削除する
  aFileName - 削除するbmpファイルの名前（パスと拡張子は不要）
  aFromImages - trueの場合ファイルは MQL5\Images\ フォルダ、その他の場合 MQL5\Files\ フォルダから削除されます