Strifor Smart Lot Calculator は、この計算を自動化するインジケーターです。
まずストップロスを決め、その後にポジションサイズを計算する
よくある間違いの一つは、先に取引数量を決めてから、ストップロスをどこに設定するか考えることです。
リスクを基準に取引する場合、手順は逆になります。
まず、取引シナリオが成立しなくなるテクニカルな価格水準を決めます。次に、想定エントリー価格からストップロスまでの距離を確認し、その後でポジションサイズを計算します。
例えば、口座残高10,000ドルに対して許容リスクを1%に設定した場合、想定リスク額は100ドルです。ストップロスまでの距離が大きいほど、ポジションサイズは小さくする必要があります。
つまり、ロットサイズは独立して決めるものではなく、取引条件から導き出されるものです。
固定ロットでは十分ではない理由
すべての取引で同じロットサイズを使用しても、金銭的なリスクが同じになるとは限りません。
例えば、ストップロスが近い0.10ロットのポジションと、ストップロスが大きく離れた0.10ロットのポジションでは、想定される損失額が異なります。
また、通貨ペア、金、原油、株価指数では、Tick Valueや契約仕様が異なる場合があります。
そのため、「常に0.1ロットで取引する」といった一律のルールでは、個々の取引条件を十分に考慮できません。
Strifor Smart Lot Calculatorの計算方法
手動モードでは、インジケーターは主に次の3つのパラメータを使用します。
Deposit — 計算に使用する資金額です。値を0に設定すると、現在の口座残高が使用されます。
RiskPercent — 1回の取引で許容するリスクの割合です。
StopLossPips — ストップロスまでの距離をポイントで指定します。
これらのパラメータに基づき、インジケーターがポジションサイズを計算します。
距離を手動で入力する代わりに、チャート上で直接計算することもできます。
チャート上のラインを使った計算
Line Modeでは、チャート上に2本の水平線を引き、想定エントリー価格とストップロスの水準を指定します。
インジケーターは2本のラインの距離を計算し、設定されたリスクに基づいてポジションサイズを算出します。
テクニカル分析を行う際、ストップロスの水準をチャート上で確認しながら計算できるため、距離を別途測定して入力する手間を省けます。
実際の取引での活用方法
Strifor Smart Lot Calculatorは、ポジションサイズの計算方法を標準化するのに役立ちます。
リスクを事前に設定しておけば、ストップロスまでの距離が変わると、それに応じて許容されるポジションサイズも変わります。これにより、市場分析とポジションサイズの計算を別々の作業として扱えます。
ただし、このインジケーターは取引を開始すべきかどうかを判断するものではありません。取引シナリオが決まった後に、ポジションサイズを計算するためのツールです。
金、原油、株価指数で使用する場合は、事前に利用するブローカーの取引仕様を確認してください。リアル口座で使用する前に、デモ環境でテストすることをおすすめします。


