の視点:米雇用統計、8月分の大幅上方修正に期待

の視点:米雇用統計、8月分の大幅上方修正に期待

2 10月 2015, 06:54
Yamaguchi Katashi
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ラッカー米リッチモンド地区連銀総裁は米ウォールストリートジャーナル紙とのインタビューで、「10月連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げの可能性がある」と論じた。 
さらに指摘したのは雇用統計が米国経済の強さをFOMCメンバーに納得させる可能性があることだ。

利上げが遅れるとの対して案ずるというふうに示した。

ただ、同氏はタカ派として知られており、前回9月のFOMCでは利上げに同意だった。 
ゴールドマンサックスのエコノミストは前述した雇用統計について非農業部門者数は20万人増を少々上回るレベルを予測している。
先行指標の中でも雇用が増やすプラス材料として、

1.民間部門のADP雇用統計が市場予想以上だったこと、

2.季節的な要因で公務員の採用が増加した可能性があることを指摘。 


雇用を抑制するマイナス材料としては、

1.米供給管理協会(ISM)の9月製造業景況指数での雇用が50.5と、3月以来で最低となったこと、

2.オンラインでの求人件数が減ったこと、

3.チャレンジャー、グレイ・アンド・クリスマス社(CGC)が発表した9月の雇用削減数が58877人と、前年に比べると93.2%増。 
年初来でも前年に比べると35.8%拡大したことが指摘されている。 
ただ、季節的な要因が大きい8月分は大幅に上方修正が期待される。 
8月の雇用統計は、自動車工場、学校の夏休みに絡んだ季節的調整が多く速報値が予想を下振れ、のちに大きく上方修正される傾向が強い。 
ゴールドマンによると2003年以降、5つの業種で8月はその前の3か月間に比べると4万人程度の雇用が減り、その後3.5万人上方修正されていると指摘。 
本年8月は、この業種間で5.6万人の雇用の減少が速報値で示されたという。 
8月に雇用が増加した政府関連の雇用を含まないと、8.3万人の雇用が減少した。 
しかし、仮に前年と同様の割合の上方修正が行われると設定すると、4.5万から7万人の8月分の雇用が上方修正されることになると見られている。 
8月分の非農業部門雇用の雇用増加数は、予想外に節目となる20万人を割り込んだ。 

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