米新築住宅販売:10月は10.7%増-受注残が8年ぶり高水準

米新築住宅販売:10月は10.7%増-受注残が8年ぶり高水準

26 11月 2015, 07:33
Yamaguchi Katashi
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10月の米新築住宅販売は増加し、1年2カ月ぶり低水準だった前月から持ち直した。受注残は8年ぶり高水準に達し、住宅建設が上向いていることが示唆された。

米国では、10月の新規住宅販売はそれが前月から増加し、12ヶ月の低水準だった前月から持ち直した。バックログの高レベルが8年ぶりに達し、それが住宅建設を拾っていることが示唆されている

米商務省が25日発表した10月の新築一戸建て住宅販売 (季節調整済み、年率換算)は前月比10.7%増の495000戸。伸び率は2014年8月以降で最大となった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は50万戸。前月は447000戸(速報値468000戸)に下方修正された。

販売されたもののまだ着工していない住宅は177000戸に増え、07年7月以来の高水準となった。

10月の新築住宅販売価格の中央値 は前年比6%低下して281500ドル。

地域別では全米4地域のうち最大の南部が8.9%増。最も小さい北東部は135.3%増と過去最大の伸び(前月は46.9%減)。

販売に対する在庫比率は5.5カ月と、前月(6カ月)から低下。新築住宅の在庫は10月末時点で226000戸だった。