TradeXray TrendAutoLines
- インディケータ
- バージョン: 2.22
- アクティベーション: 10
TradeXray TrendAutoLines
このツールがすること。ひとつの決まった幾何のルールでトレンドラインを引く。そして一度引いた線を後から動かさない。
このツールがしないこと。売買のタイミングを教えない。この線に統計的な優位性があるという主張もしない。
我々はそれを測っていないので、あるとは言わない。
検査してあること。「リペイントしない」は説明文の中の一文ではなく、自動の検証ハーネスで検査してある。
ハーネスの結果は不一致ゼロである。中心にある検査は、
「軸を過去の時点 T に置いた結果」が「データを T で物理的に切った結果」と完全に一致する、というものである。
この説明に数字が出てこない理由
この説明には勝率も、利益の数字も、バックテストの結果も書かれていない。形式的にそうしているのではない。
この線に予測力があるかどうかを我々は検定していないので、報告できるものが無い。
ここで提供しているのは、全部書き下してある作図ルールと、ツールがそのルールに従っていることの機械的な検査である。
作図ルール
スイング点は5本足のフラクタルである。真ん中の足が左右2本ずつより高い、または低い。
片側の本数は input なので、5本足は既定であって固定の定数ではない。
走査窓の中で、最高値のバーと最安値のバーを取る。高値が先に来ていれば、その高値 A から安値 B への下降脚。
安値が先なら上昇脚。
下降脚では、3本の線は A から歩いた上側凸包の最初の3辺である。
言い換えると、A から水平に始めて下へ回転させ、最初にぶつかる高値へ引く。その点からまた回す。もう一度回す。
これがアウター・ミドル・インナーである。上昇脚では同じ手続きを下側凸包で鏡像に行う。
1組は3本まで。それ以上細かく見たいなら下位足に移る。
アウターはミドルより傾きが緩く、ミドルはインナーより傾きが緩い。この順序は凸包の性質であって、設定ではない。
アンカーに使う価格は「髭」と「実体」から選べる。既定は髭、つまり高値と安値である。
実体を選ぶと、ピボットの判定も凸包も状態の判定も、始値と終値で行う。
どちらが作図法の正しい読み方なのかを我々は決着させていないので、両方を用意し、どちらかを正解として提示しない。
ここで言う「リペイントしない」の意味と、その検査
線は、組が作られた時点で2つのバーにアンカーされ、そのアンカーは凍結される。
インジケータはそれを書き換えない。新しい高値・安値が出れば新しい組が増えるだけで、古い組は編集されない。
それを可能にしているのは3つである。形成中の足を一切使わない。
フラクタルは右側の足が閉じるまで存在しないものとして扱う。
そして既定では、B の後に反対側の確定ピボットが出るまで1本も引かない。
検証ハーネスは、同じ作図ロジックを端末の外で合成系列と乱数ウォークに対して走らせ、
すべての系列のすべてのバーで次を検査している。
- 打ち切り不変性: 配列を t 本に物理的に切った結果と、全データから t 時点を再現した結果が一致する。不一致ゼロ。
- 単調追加性: 既に記録した組は書き換えられず、末尾に追加されるだけである。違反ゼロ。
- 辺の不変性: 記録された組の3辺は、後から変わらない。不一致ゼロ。
- 軸の不変性: 軸を過去の時点 T に置いた結果が、データを T で切った結果と一致する。
凸包の2モード、起点の2モード、アンカー価格の2モード、凍結オプションの有無のすべてで不一致ゼロ。
この主張は狭く読んでほしい。狭く書いているからである。
ハーネスは同じ作図ロジックを別の言語へ移植したものであって、独立に設計された第二の実装ではない。
そうであるとは言わない。それでもこの検査に意味があるのは、検査している対象が
「打ち切りに対する不変性」のような出力の数学的性質だからである。
未来を覗くロジックはこの性質を満たせない。未来を覗く規則を移植したものは、
似ているから通るのではなく、落ちる。
端末の外で走らせた、作図ロジックの検査である。相場の振る舞いについての主張ではないし、
線が役に立つという主張でもない。
正直な帰結をひとつ。線は動かないが、それは画面が変わらないという意味ではない。
価格が新しい高値・安値を作れば新しい組が追加され、表示上限に達すると古い組はチャートから外れる。
古い線は動かされたのではなく、退いたのである。
軸(as-of)と、2つの取っ手
チャート上の縦線が軸である。左へドラッグすると、その時点で見えていた姿にチャート全体が引き直される。
同じ組、同じ状態、同じラベルで、その後に起きたことを一切使わない。
もう1本の縦線が走査範囲の左端である。
2本の縦線にはそれぞれ取っ手が付いており、取っ手はその線が動かしている値を表示する。
LINES :: AXIS 08.11 21:45
LINES :: RANGE 214
先頭の1語は、その札がどのインジケータのものかを示す短い目印である。
同じチャートに as-of の札を出すインジケータをもう1つ載せたとき、どちらのものかがこれで分かる。
取っ手は部品の寄せ集めではなく、1枚の小さな札である。
価格の格子ではなく画面のピクセルで配置してあるので、どの拡大率でも同じ大きさ・同じ形のままである。
パネルと同じ色で塗ってあり、値の表示はその塗りの上に描かれる。
左辺の 2px の帯にはその札が属する線の色が入っており、2つの札はこの帯で見分ける。
札のどこでも左ボタンを押して、そのまま動かす。線はすぐに付いてくる。
その前に踏む段が1つも無い — 先に選択する必要も、ダブルクリックする必要も、
札の中の小さな的を探す必要も無い。
インジケータは自分が描いた矩形に対して自分で当たり判定を行うので、
反応する範囲は「見えている札 + 周囲 3px」である。
この作りから3つのことが出てくる。それがこの作りを選んだ理由でもある。
- 札は選択できるチャートオブジェクトではないので、MetaTrader が選択の印を描くことがない。
- 札にはドラッグ点が無い。端の近くを掴んで伸ばす・傾ける・大きさを変えることができないので、
形が崩れて元に戻す、という状態そのものが存在しない。
- 札を掴んでいる間だけ、チャートの横スクロールを止める。カーソルの下でチャートが流れていかない。
止める前に利用者の設定を読み、離したときにその値をそのまま書き戻す。
離した合図を取りこぼした場合にも、次のクリック・次のオブジェクトのドラッグ・
インジケータを外したとき、のいずれかで必ず書き戻す。
札を持ち上げるには、カーソルが札の上にある状態でボタンが押し下がる必要がある。
他所で始めたドラッグの途中で、ボタンを押したまま札に入ってきても、そのドラッグを横取りしない。
札がパネルの上に来てしまう場合だけ、札はパネルの下へ回る。
互いに離れているときは1px も動かない。
札は段に置かれる。段は画面上の1行ぶんの高さで、何段目に置くかは設定である。
as-of の札を出すインジケータを2つ載せたときは違う段にしておけば、札が上下に並び、互いを隠さない。
1つだけ載せているときは、既定の段が今までと同じ位置になる。
札は上下にも動かせる。置いたところがそのまま位置になり、以後は段もパネル回避も掛からない。
どちらもチャートを見る前に決めた推測だからである。
札を画面の外へ落とすことはできないので、いつでももう一度掴める。
上下に動かしても、変わるのは札の描かれる場所だけである。
置いた高さは時間足を変えるかインジケータを読み込み直すと InpHandleYPct の位置に戻る。
縦線は既定では掴めない。クリックしても選択されないので、チャートに線を引いている最中に
誤って掴んでしまうことがない。軸がずれると、このツールが引く線はすべて変わってしまう。
軸を動かすのは札とパネルである。
InpAsOfLineSelectable を on にすると、チャート上の他のオブジェクトと同じ手順、
つまり選択してからドラッグする、というやり方が戻る。
MetaTrader は選択されたオブジェクトに小さな選択の印を描き、
InpAsOfKeepSelected を on にすると縦線を選択したまま保つので最初のクリックが要らなくなる。
この設定は、そもそも縦線を選択できるときにしか効かない。札には印は出ない。
2本の縦線の出し方は4つから選べる。どれが良いかは、あなたのチャートで見ないと決まらないので、
こちらで1つに決めていない。THIN が既定である — 2本とも 1ピクセルの線にして背景色に混ぜて
薄くする。在ることは分かるが、ローソク足と張り合わなくなる。FULL は上に書いたとおりの線で、
モードを足す前にこの指標が引いていた線である。BOTH はその薄い線を残したまま、1本につき短い目盛りを
3つ(画面の上端・中央・下端)足す。TICKS は線を背景に混ぜ切って、目盛りだけを残す。
MT5 には縦線の透明度が無いので、「薄く」は線の色を背景色に混ぜて作っている。
どこまで混ぜるかは input である。目盛りのほうは薄くしないので、それぞれの線の色がそのまま出る
= 軸と範囲は目盛りでも見分けられる。目盛りはチャートが何本でも1本につき必ず3つである
— 枚数はコードの中で固定してあり、バーの本数で増えない。
TICKS を含めどのモードでも2本のオブジェクトは残っていて時刻を持っている。
つまりモードで変わるのは見え方だけで、軸の動かし方も、軸から描かれるものも変わらない。
軸を動かすと範囲の線も一緒に動くので、2本の線のあいだの本数は変わらない。
軸は「いつの時点から見るか」、範囲は「どれだけさかのぼるか」であり、
本数を変えたいときは範囲の線を動かす。
範囲の線がチャートのいちばん古い足に届いたらそこで止まり、軸はそのまま動く。
そのときパネルの本数は、実際に残っている間隔に合わせて減る。黙って縮むことはない。
軸を右へ戻せば、間隔は指定した本数まで開き直す。
これは上に書いた打ち切り検査とまったく同じ機構を、操作できるようにしたものである。
ツールを点検できるようにするためのものであって、相場について何かを証明するためのものではない。
パネル
チャートの隅に小さな平らなパネルが出る。プラットフォームのボタン部品ではなく、
矩形とラベルだけで組んであるので、立体的なベベルや 3D の装飾が付かない。
3段構成である。
- 軸の時刻と、LIVE / PAST の表示。
- 軸の段: ライブに戻るボタン。
- 範囲の段: 現在有効な範囲の値と、範囲を input の値に戻すボタン。
-50 / -10 / +10 / +50 のステップは既定では出ない。出さないときは2つの段が1段に畳まれ、
パネルは3段ではなく2段の高さになる。InpShowAsOfSteps を on にすると8個のキーが戻り、
パネルも元の形に戻る。範囲を戻すキーはどちらの場合も残る — ステップを出さないとき、
範囲を変える手段は範囲線のドラッグだけになり、214 のような半端な値になる。
そこから丸い値へ戻す手段がこのキーである。キーの文字は input の値そのものなので、
設定値の表示も兼ねている。
パネルの時刻と、軸の取っ手の時刻は必ず同じ足であり、それは道具が実際に計算に使った足である。
軸がライブのときそれは最終確定足であって、形成中の足ではない — 縦線そのものは形成中の足に立っているが、
数字で語る面は必ず計算に使った足を出す。
パネルは配置の前に自分の文字幅を実測し、値が収まらなければ自分を広げるので、
どの表示スケールでも文字が重ならない。4隅のどこにでも置け、
選んだ隅からの余白は、どの隅でも指定したとおりになる。
置く隅・余白・2つの書体は input である。パネルごと消すこともでき、
その場合インジケータは常にライブで動き、操作用のオブジェクトを1つも作らない。
起動時にログへ出るもの
2行である。1行目は、この線に統計的優位性があるかどうかを検定していないことを述べる。
2行目は、実際に効いている設定を1行にまとめたものである — 銘柄、時間足、フラクタル幅、走査窓、
起点モード、凸包の右端、線の本数、組の枠、アンカー価格、凍結の有無、操作系の有無、
そして4つの線モードのどれを使っているか。そのあとに「THIN と BOTH は2本の縦線を
邪魔にならなくする」という一言の案内が続く。
既定ではそれだけである。設定1つずつの長い説明は今も入っているが、
InpDebugEvents を有効にしたときにだけ出る。消したのではなく、スイッチの裏に移した。
インジケータが自分の説明でログを埋めると、そのログは読まれなくなるからである。
1行目にはスイッチを付けていないし、今後も付けない。
線の状態と、色の読み方
各線には短いラベルが付く。例えば D OUT T2(下降・アウター・タッチ2回)、D MID BRK T0(下降・ミドル・割られた)。
タッチと割れは終値で、ATR に比例する許容幅に対して判定する。
したがってヒゲだけが線を貫いて終値が戻った場合はカウントしない。
どちらの閾値も input である。動く既定値であって、較正された値ではない。
伝えることは4つあり、それぞれ別のチャネルに割り当ててある。1つのチャネルに2つの意味を載せない。
- 3本のうちどれか: 色。アウターがくすんだ黄、ミドルがくすんだ赤、インナーがくすんだ青。
- 割られたかどうか: 線種。実線が未割れ、破線が割られた線。割られた線に専用の色は与えない。
- 最新の組かどうか: 明るさ。古い組は同じ3色の暗い版で描く。
- どの時間足から来たか: 太さ。上位足ほど太い。
6色すべてが input であり、古い組を暗くする処理は切ることもできる。
複数時間足
1つのチャートに最大3つの時間足を描ける。既定はチャート足のみである。
上位足のバーは閉じた後にしか使わない。閉じたかどうかの判定は端末の時計ではなく、
チャート自身の最終確定足に対して行うので、ストラテジーテスターでもライブと同じ振る舞いになる。
上位足の線は太く描かれ、ラベルに足が入る。
走査窓は、処理している足の本数で数える。換算はしない。H4 の 120本 は 20日である。
確定ラグも同じくその足の本数で数える。
入力パラメータ
input は 62個、パラメータ画面では7つのグループに分かれている。
以下では読みやすさのために8つのリストに分けてある — パネル関係の7個は、
パラメータ画面では「軸と範囲」のグループの中にある。以下の既定値は出荷時の値である。
作図ルール:
- InpDirMode: 下降脚・上昇脚・どちらの極値が先に来たかで自動判定、の3択。
- InpFractalN: ピボットの片側本数。2 で5本足フラクタル。
- InpScanBars: 走査窓の長さ。処理している足の本数で数える。既定 120。
- InpAnchorMode: 区間の起点。固定窓の左端にするか、前の脚の終点にするか。
- InpMaxSpanBars: 前の脚を起点にするモードでの区間長の上限。超えると固定窓に落ちる。
- InpLineCount: 3本のうち何本を描くか。1〜3。
- InpRequireTurnPivot: B の後に反対側の確定ピボットが出るまで描かない。
- InpHullEnd: 凸包を作る区間の右端。現在の確定バーまでか、B までか。
- InpFreezeOnBreak: 脚のアウターが終値で割られたら、その脚を引き直すのを止める。
- InpAnchorPrice: 髭(高値・安値)か、実体(始値・終値)か。
軸と範囲:
- InpShowAsOfControls: 2本の縦線・取っ手・パネルを表示する。オフにすると常にライブになる。
- InpAsOfLineColor, InpFromLineColor: 軸の線と範囲の線の色。
- InpAsOfLineWidth: 2本の縦線の太さ [px]。太いほど掴みやすい。
- InpAsOfLineFront: 縦線をローソクの手前に描く(オフで背面)。
- InpAsOfLineMode: 2本の縦線の出し方。THIN が既定で、背景に混ぜた1ピクセルの細い線。
FULL はモードを足す前の線。BOTH はその薄い線 + 目盛り3つ。TICKS は目盛りだけ。
4つとも軸と範囲の効き方は同じ。
- InpAsOfLineFadePct: THIN / BOTH で線を背景色にどこまで混ぜるか [0..100]。既定 65。
範囲外の値は範囲内へ戻し、そのことをログに出す。
- InpAsOfTickPx: 目盛り1枚の長さ [px]。BOTH と TICKS で使う。既定 18(2〜400 へ戻す)。
いくつにしても目盛りは1本の線につき3つである。
- InpAsOfLineSelectable: 縦線そのものを掴めるようにする。既定は off なので、
縦線を誤って掴んでしまうことがない。軸は札とパネルで動かす。
- InpAsOfKeepSelected: 2本の縦線を選択状態に保つ。既定は off。
InpAsOfLineSelectable が on のときにしか効かない(選択の印は、選択できるものにしか出ない)。
取っ手には影響しない(取っ手は選択できるオブジェクトではなく、常に1回のドラッグで動く)。
- InpHandleLane: 札を上から何段目に置くか。as-of の札を出すインジケータをもう1つ載せるときは
違う段にすると、札が互いを隠さなくなる。札を上下にドラッグすると、
読み込み直すまでは段もパネル回避も掛からなくなる。
- InpShowAsOfSteps: -50 / -10 / +10 / +50 のキーをパネルに出す。既定は off で、
そのときパネルは2段に畳まれる。NOW と範囲を戻すキーは常に出る。
- InpShowAsOfHandles, InpHandleFontSize, InpHandleYPct: 取っ手の表示、文字サイズ、縦位置 [%]。
文字サイズは札の最小幅も決めるので、掴む面積を広げたいときはここを上げる。
- InpAsOfHandleFill: 塗りつぶした札を描く。off にすると値の表示は文字だけになり、
そのときは掴む的にならない。軸は縦線かパネルのキーで動かす。
- InpDebugEvents: 設定の長い説明と、チャートイベントをすべてログに出す。既定は off。
これは診断用のスイッチであり、画面がおかしいときに送ってもらうものを作るためにある。
パネル:
- InpUiCorner: パネルを置く隅。
- InpUiX, InpUiY: その隅からのパネルの余白 [px]。
- InpUiSafeBottom: 下端に常に空けておく余白 [px](時間軸の帯のため)。
- InpHudFontStamp, InpHudFontNum: パネルのラベル用書体と数字用書体。
- InpKeyAffordance: パネルの「押せるところ」と「読むだけのところ」を見分けられるようにする。
既定は RAISED で、面と縁を持つのはキーだけになり、さらにキーの天面が一段明るくなる
(LIVE / PAST のような表示は平文になる)。MARK は縁だけで見分ける版、
OFF は以前のパネルで、キーと表示が同じ見た目だった。
時間足:
- InpTF1, InpTFEnable2, InpTF2, InpTFEnable3, InpTF3: 1つのチャートに最大3つの足。
- InpTFWidthStep: 足が1段上がるごとに増やす線幅 [px]。0 で太さを変えない。
- InpMaxSetsHTF: 上位足ごとに残す「今の方向」の組の数。
- InpMaxSetsOppHTF: 上位足ごとに残す「反対方向」の組の数。0 で残さない。
画面に残す量:
- InpReplayBars: 何本ぶん遡って逐次再生し、過去の組も表示するか。
- InpMaxSets: チャート足で残す「今の方向」の組の数。
- InpMaxSetsOpp: チャート足で残す「反対方向」の組の数。0 で残さない。
- InpMaxHistoryBars: 走査するバー数の上限。0 で全部。
状態の閾値:
- InpTouchTolATR: 終値が線に接触しているとみなす ATR 単位の距離。
- InpBreakTolATR: 終値が線を割ったとみなす ATR 単位の距離。
- InpATRPeriod: タッチ判定と割れ判定に使う ATR の期間。
線の見た目:
- InpOuterColor, InpMiddleColor, InpInnerColor: 最新の組の3本の色。
- InpOuterColorOld, InpMiddleColorOld, InpInnerColorOld: 古い組の同じ3本の色。
- InpLineWidth: 線幅 [px]。上位足の加算はこの値の上に乗る。
- InpLineStyle: 割られていない線の線種。
- InpBrokenStyle: 割られた線の線種。InpLineStyle と同じ値にはできない。
- InpFadeOldSets: 古い組を暗い色で描く。
ラベル:
- InpShowLabels: 各線の右端に状態ラベルを出す。
- InpShowAB: 区間の始点 A と終点 B に印を出す。
- InpLabelFontSize: 状態ラベルの文字サイズ。
範囲を持つ数値の input はすべて起動時に調べられ、誤解を招く線を描くかわりに起動を止める。
値が1つ範囲の外にあるだけで足りる ― 起動は止まり、どの input か・その範囲・入力された値をログに出す。
矛盾した組み合わせも同じである。例えば、割れの許容幅がタッチの許容幅より小さい場合や、
割れた線の線種が通常の線種と同一の場合である。
これと違う振る舞いをするのは InpAsOfLineFadePct と InpAsOfTickPx の2つの input だけで、
上に書いたとおり、この2つは範囲外の値を起動を止めずに範囲内へ戻し、そのことをログに出す。
導入するもの
コンパイル済みのインジケータ1ファイルだけである。
他にコピーするファイルは無く、手で置くインクルードファイルも、導入するライブラリも無い。
DLL 呼び出しも、外部への通信も一切行わない。チャートに載せれば動く。
制限事項
- エントリー/エグジットのシグナルは無い。矢印もアラートも自動売買も無い。線を引いてラベルを付けるだけである。
- 統計的優位性の主張は無い。この線に予測力があるかどうかを我々は検定していない。
- 線は設計上、遅れて出る。ピボットは右側の足が閉じるまで確定せず、既定では B の後の反対側ピボットも待つ。
それまでは何も描かれない。この遅れはリペイントしないことの対価であり、未来を覗かずに縮めることはできない。
- 判定は終値のみ。ヒゲでのタッチ・ヒゲでの割れはカウントしない。
- 同値には対応しない。区間の最高値や最安値が複数バーで同値だとピボット要件を満たさず、その時点では線が出ない。
これは安全側に倒した結果であって、回避策ではない。
- 上位足には履歴が要る。選んだ足の履歴がブローカーから十分に取れない場合、その足の線は1本も描かず、ログに出す。
- 最初の描画のコストはチャートの長さに比例する。実機で時間を測っていない。
最初の1回はチャートが持っている全バーを読む。InpMaxHistoryBars と InpReplayBars が
上限を掛けるのは検出と再生であって、この最初の読み込みではない。
- 最初の描画より後の仕事。新しい足が開かないティックでは何も描かない。
足が開いた回の仕事量は、チャートの長さではなく InpMaxHistoryBars で頭打ちになる。
軸をドラッグして足をまたぐときも同じ上限が掛かる。
これも実機で時間を測っていない — 数えたのは「頼んでいる仕事の量」であって、
それにどれだけ時間が掛かるかではない。上に書いた最初の描画については何も言っていない。
上位足の経路にはこの上限が掛かっておらず、今までどおり系列全体を読む。
- 縦線の出し方を4つ用意してあるのは、どれがあなたのチャートで読みやすいかを我々が
決めていないからである。「薄く」は線の色を背景色に混ぜて作っているので、
同じ数字でも背景によって見え方が変わる。
- メモリはチャートのバー数に比例して増える。どの設定にも上限は無い。
軸をドラッグしたときに読み直さずに済むよう、チャートの系列を自前で写して持っているためである。
内訳は 1バーあたり 8バイトの配列が8本と 1バイトの配列が2本、合わせて 66バイトである。
これはソースから数えた算術であって実測ではない。300万バーのチャートなら 4分の1ギガバイト程度になる計算だが、
動いている端末でその数字を観測してはいない。気になる場合は端末側の
「Max bars in chart(ヒストリー内の最大バー数)」を下げること。本インジケータ側の履歴設定では変わらない。
- 既定値は XAUUSD を想定して選んである。他の銘柄でも動作するが、既定値は調整していない(起動時にログで知らせる)。
- 閾値と窓の長さは動く既定値である。較正された値ではないし、この説明でもそう装わない。
- パネルの既定書体は Bahnschrift と Consolas である。MetaTrader は未インストールの書体を黙って別の書体に
差し替え、実際に何が使われたかを問い合わせる手段が無い。これらの書体が入っていない環境では、
パネルは動作するが意図した見た目にはならない。どちらの書体も input である。
- パネルには場所が要る。チャート窓の幅が約 250px、高さが約 100px を下回ると物理的に収まらず、
隠すのではなくはみ出したまま描く(隠すと押せなくなるため)。
- 軸の線・範囲の線・2つの取っ手は、インジケータが所有するチャートオブジェクトである。
手で削除しても機能は止まらず、作り直される。止めたい場合は input で操作系ごとオフにする。
- 2本の縦線は普通のチャートオブジェクトだが、既定では掴めないようにしてある。
InpAsOfLineSelectable を on にすると、通常どおり選択してからドラッグする形が戻る。
選択に要るのが1クリックか2クリックかは端末側の設定であり、
インジケータから読むことも変えることもできない。
InpAsOfKeepSelected を on にすると選択したまま保つので、その1クリックが要らなくなる。
いずれにしても取っ手に印が出ることはない。
- 取っ手のドラッグは、端末がマウス移動の事象をインジケータへ届けることに依存している。
インジケータは起動時にチャートへその配信を要求し、外すときに要求を取り下げる。
同じチャートの別のインジケータがそのチャート設定を切ると取っ手は反応しなくなる。
そのときはパネルのキーが軸を動かす手段として残る
(InpAsOfLineSelectable を on にすれば縦線も使える)。
- 取っ手を掴んでいる間チャートのスクロールを止める処理は、チャート全体の設定を触る。
同じことをするインジケータを2本載せると、後から書き戻したほうの値が残る。
- 取っ手は、パネルと同じやり方で画面座標の面として塗ってある。
取っ手がたまたま価格の上に重なったとき、ローソク足をどれだけ覆うかは実チャートで
測っていないので、その点について主張をしない。
- InpAsOfHandleFill を off にすると札が無くなり、値の表示は掴む的ではない文字だけになる。
そのときは縦線かパネルのキーで軸を動かす。
- 検証ハーネスは、作図ロジックを端末の外で再実装したものであり、独立に設計された別実装ではなく移植である。
検査しているのはロジックであって、コンパイル済みファイルそのものではない。
向いていないと思われる人
- エントリーシグナル・矢印・アラート・自動売買を探している人。
- 個々の線が動かないチャートではなく、線の集合そのものが一切変わらないチャートを求めている人。
- 買う前に「この線に優位性がある」という証拠を必要とする人。我々はその証拠を持っていないし、でっち上げない。
サポート
商品のコメント欄、または mql5.com のメッセージでお願いします。
特定の input が何をするのかという質問や、出力がおかしく見えるチャートについての質問を歓迎します。
銘柄・時間足・input の設定を添えてください。
