Singan Dynamic Trap
- エキスパート
- バージョン: 1.0
- アクティベーション: 5
MT5 Grid EA Auto Risk Calculation Adaptive ADX BUY / SELL Visual Dashboard
「心眼」— リスクを見える化する
「Singan(心眼)」とは、日本語で"心の眼"を意味します。肉眼では見えないものを、心で見通す力。
多くのグリッドEAは「どこまで耐えられるか」を曖昧にしたまま動き続けます。Singan Dynamic Trapはその逆の発想で設計されました。
ワースト価格・稼働レンジ・グリッド幅・最大損失額——これらをすべて自動で算出し、チャート上にリアルタイムで表示します。さらに、急激な相場の変化を検知した際には、グリッド幅を自動で調整し、環境に適した状態を維持します。リスクが"見えている"から、相場の動きに慌てず、自分の戦略で立ち回れる。それがSingan Dynamic Trapの核心です。
Singan Dynamic Trapとは
本EAは、あらかじめ設定した稼働レンジ内に、一定間隔(グリッド)でトラップ注文を配置し、価格がそのグリッドに到達した瞬間にポジションを建て、設定したTP(利確幅)に達したら決済する——これを繰り返すリピート型グリッドEAです。
一般的なグリッドEAとの最大の違いは、グリッド幅とステップ数をリスク率から逆算して自動決定する点です。「口座残高の何%の含み損まで許容するか」をあらかじめ選ぶだけで、ワースト到達時の最大損失額がチャート上に表示されます。
動作の流れはシンプルです。
- 過去データからワースト価格・稼働レンジを自動算出
- 自分で設定したロット数と、選択した許容含み損率をもとに、グリッド幅・ステップ数を逆算
- 日足ADXを監視し、レンジ相場では狭く・トレンド相場では広くグリッドを自動調整
- 価格がグリッドに触れた瞬間にポジションを発動
- TPヒットで決済 → 同グリッドで再び待機
主な特長
1. リスクの完全可視化
ワースト価格・最大損失額・現在の含み損率をチャート上にリアルタイム表示。「今、自分がどのリスク状態にいるか」を常に把握しながら運用できます。
2. グリッド幅の自動逆算
設定したロット数と許容含み損率(15〜100%の5段階)をもとに、グリッド幅とステップ数を自動計算。複雑なパラメータ調整なしに、リスクに見合ったグリッドが自動で決まります。
3. ADX適応型グリッド(Adaptive Mode)
日足ADXをリアルタイム監視。レンジ相場ではグリッドを自動で狭め、トレンド相場では広げます。相場環境の急変にも自律的に対応します。
4. 稼働レンジの自動計算 / 手動切替
過去260日の日足終値から統計的にレンジ上限・下限を自動算出。ただし、大きなトレンドの後でレンジが広すぎたり、長期レンジ相場の後で狭すぎたりと、自動計算が相場実態とズレる場面もあります。そのような場合はワンクリックでMANUALモードに切替え、入力ボックスと▲▼ボタンで自分の判断に合ったレンジに調整できます。
5. ワースト価格ストップ機能
過去10年分の月足データからワースト価格を自動設定。到達時の動作(全ポジション決済・EA停止)を個別に設定可能です。
6. インタラクティブダッシュボード
チャート左上に専用パネルを常時表示。残高・含み損・最大想定損失・グリッド状態をひと目で確認できます。稼働レンジはチャートに半透明で可視化されます。
パラメータ説明
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
| BaseMagicNumber | EAを識別するマジックナンバー |
| TradeSide | 売買方向(BUY / SELL) |
| BaseLot | 1トラップあたりの固定ロット数 |
| InpTrapTP_Pips | 各トラップのTP幅(Pips) |
| UseAdaptiveGrid | ADX適応型グリッドのON/OFF |
| RiskSelect | 許容含み損率(Level 1〜5) |
| AutoWorstPrice | ワースト価格の自動/手動切替 |
| InpWorstMin / Max | 手動設定時のワースト価格(BUY / SELL) |
| AutoRange | 稼働レンジの自動/手動切替 |
| InpUpperLimit / LowerLimit | 手動設定時のレンジ上限・下限 |
| AutoGrid | グリッド幅の自動/手動切替 |
| InpBaseGrid_Pips | 手動設定時のベースグリッド幅 |
| InpStopLossRate | 最大ドローダウン停止率(%)※100で無効 |
| InpCloseAtWorst | ワースト到達時に全ポジションを決済するか |
| InpStopAfterWorst | ワースト到達後にEAを停止するか |
| ADX_Period | ADXの計算期間 |
| ADX_Weak / Strong | レンジ・トレンド判定の閾値 |
| Range_GridScale | レンジ相場時のグリッド縮小率 |
| Trend_GridScale | トレンド相場時のグリッド拡大率 |
BaseLot(ロット数)の決め方
ロット数は、ダッシュボードに表示される最大想定損失額を見ながら、段階的に調整していくことをおすすめします。
まずは最小ロット(0.01)からスタートしてください。EAを起動すると、チャート上のダッシュボードに「ワースト到達時の最大損失額」と「口座残高に対する損失率」が自動計算されてリアルタイムで表示されます。この数字を見て、自分の口座規模や許容リスクに対して余裕があると判断できれば、少しずつロットを増やしていく——というのが安全な調整の進め方です。
ロットを増やすとその分だけ利益も大きくなりますが、最大損失額も比例して増加します。必ずダッシュボードの数字を確認しながら、無理のない範囲で調整してください。
稼働レンジは、いつ手動に切り替えるか
自動計算モードでは、過去260日の日足終値をもとにレンジ上限・下限を統計的に算出します。多くの場面でこれが有効ですが、以下のような状況では手動への切替をおすすめします。
- レンジが広すぎる場合 — 大きなトレンドが続いた後など、価格の散らばりが大きいとレンジが過度に広く算出され、トラップの間隔が開きすぎて利益機会を逃すことがあります。
- レンジが狭すぎる場合 — 長期間のレンジ相場の後など、価格が密集している場合は逆にレンジが狭く算出され、想定外の価格帯でトラップが機能しないことがあります。
- 特定の価格帯に狙いを絞りたい場合 — サポート・レジスタンスや節目価格を意識して、自分の判断でトラップゾーンを設定したいときは手動が有効です。
手動モード時は、チャート上の入力ボックスと▲▼ボタンで上限・下限をリアルタイムに調整できます。
推奨環境
対応プラットフォーム
MetaTrader 5(MT5)専用
対応通貨ペア
すべての通貨ペアで動作します。口座の通貨(USD・JPY・EURなど)も自動で読み取るため、どのブローカー・口座通貨でもそのまま使用できます。
より効果的に運用するために、以下の3条件を満たす通貨ペアを推奨します。
- レンジ相場になりやすい — グリッドのTPが繰り返し刈り取られやすい
- ポジション方向に長期的な上昇・下落余地がある — 含み損が拡大しにくい
- ポジション方向のスワップがプラス — 含み損保有中もスワップ収益が得られる
現在この3条件を満たすと考えられる通貨ペアの例:
| 通貨ペア | 方向 | 特徴 |
|---|---|---|
| USD/CHF | BUY | 米ドル高・スイスフラン安傾向。BUYスワップがプラス。レンジ収束しやすい安全通貨ペア。 |
| EUR/GBP | SELL | ユーロ安・ポンド高傾向。SELLスワップがプラス。欧英の金融政策差から方向性が出やすい。 |
推奨時間足
特定の時間足への依存はありません。本EAは日足ADXを直接参照して相場環境を判断するため、チャートにどの時間足を表示していても取引の動作には一切影響しません。そのときどきで見やすい時間足に自由に切り替えてご利用ください。
推奨口座タイプ
グリッドタイプのEAは複数ポジションを同時に保有する性質上、資金が少ない段階では1,000通貨単位で取引できるマイクロ口座での運用をおすすめします。小さいロットから始めて、ダッシュボードの最大損失額を確認しながら無理のない範囲で運用規模を広げていくのが安全です。
リスク開示
本EAはグリッド(リピート型)戦略を採用しています。運用前に以下のリスクを必ずご理解ください。
含み損の拡大リスク
相場が一方向に大きく動いた場合、複数のポジションが同時に含み損を抱え、損失が累積する可能性があります。本EAはワースト価格到達時の最大損失額を事前に表示しますが、それはあくまで想定値です。スプレッドの拡大・スリッページ・流動性の低下などにより、実際の損失が想定を上回る場合があります。
ワースト価格の突破リスク
ワースト価格は過去データをもとに自動設定されますが、過去に前例のない急落・急騰が発生した場合、ワースト価格を超えて相場が動く可能性があります。過去の価格範囲が将来も維持されることを保証するものではありません。
スワップ・市場環境の変化リスク
推奨通貨ペアのスワップレートや相場の方向性は、各国の金融政策や経済状況の変化により予告なく変わります。定期的にご自身で条件を確認してください。
資金管理について
余剰資金での運用を強くおすすめします。生活費や失ってはならない資金での運用は絶対に行わないでください。
使い方・セットアップ
MT5を起動し、任意の通貨ペア・任意の時間足のチャートを開きます。ナビゲーターウィンドウからSingan Dynamic TrapをチャートにドラッグするかダブルクリックしてEAをアタッチしてください。
以下の項目を最初に確認・設定してください。
- TradeSide — BUY / SELLを選択
- BaseLot — まずは0.01からスタート推奨
- RiskSelect — 許容含み損率をLevel 1〜5から選択
- InpTrapTP_Pips — 各トラップのTP幅をPipsで設定
- UseAdaptiveGrid — デフォルトはON。日足ADXをもとにグリッド幅を自動調整します。相場環境の変化への対応を自動化したい場合はそのままONで運用してください。グリッド幅を固定したい場合はOFFにしてください。
その他の項目(ワースト価格・レンジ・グリッド幅)はすべてAUTOモードのままで問題ありません。
EAを起動するとチャート左上にダッシュボードが表示されます。以下の数字を必ず確認してください。
- Worst Price — ワースト価格が適切な位置に設定されているか
- Max Projected Loss — 最大想定損失額が許容範囲内か
- Range — 稼働レンジが現在の相場実態に合っているか
自動計算されたレンジが相場実態とズレていると感じた場合は、ダッシュボードのAUTO/MANUボタンでMANUALモードに切替え、入力ボックスと▲▼ボタンでレンジを調整してください。調整のたびに最大損失額がリアルタイムで再計算されます。
数字に問題がなければそのまま運用開始です。EAが自動でトラップを管理します。ダッシュボードは常時更新されるので、定期的に状態を確認する習慣をつけてください。
ダッシュボード上部には「RUNNING: CLICK TO STOP」ボタンがあります。このボタンを押すと、以降の新規トラップ発動を停止します。既存のポジションはそのまま保有され、TPに達したものから順次決済されていきます。
グリッドEAは動かし続けることが目的ではありません。「今は相場環境が変わってきた」「一度ポジションをリセットしたい」「利益が出ているうちにきれいに終わらせたい」——そう感じたタイミングでこのボタンを押し、既存ポジションがすべてTPで決済されるのを待ってから再設定する、というのが賢い使い方です。
相場での立ち回りは、入り方と同じくらい、出方が大切です。このボタンはその「出口」を自分でコントロールするための機能です。
