0
121
アメリカ労働省が2日に発表した9月の非農業部門の雇用者数は、プラス14.2万人にとどまった。
失業率は、5.1%で事前の予測通りだったが、労働参加率は低下し、平均給与は前月比で大きな増減がなかった。
7月と8月の非農業部門雇用者は、合わせて5.9万人の減少に下方修正された。
8月の実績は上方に修正されるとの考えもあったが、下方に修正されるという結果は予想を裏切るものだった。
9月の雇用統計についても伸び悩んだ内容だったことから、市場関係者の中では利上げの開始が来年の3月まで先送りされる可能性があるとの見方が出ている。
しかし、FRBはひとつの経済指標のみに基づいて金融政策を決定しているのではなく、10月の雇用統計の結果が良ければ、12月に利上げが行われることが確実と見られる。