記事"MQL5 Cookbook:指定の基準に基づく Expert Advisor 最適化結果の保存方法"についてのディスカッション

 

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MQL5 プログラミングに関するシリーズを続けます。今回、われわれは Expert Advisor のパラメータ最適化の最中に各最適化パスの結果を取得する方法を見ていきます。外部パラメータに指定された条件が満たされれば対応するパス値がファイルに書き込まれることを確認できるよう実装が行われます。検証値以外にもそのような結果をもたらしたパラメータも保存します。

MQL5 Cookbook: Saving Optimization Results of an Expert Advisor Based on Specified Criteria

最適化に関するデータにアクセスするには、次のような特殊な MQL5 関数を使います。OnTesterInit()OnTester()OnTesterPass()OnTesterDeinit()。それぞれを簡単に見ていきます。

  • OnTesterInit() -最適化開始を判断するのに使用されます。
  • OnTester() -各最適化パス後にいわゆるフレームを追加します。フレームの定義はのちほど行います。
  • OnTesterPass() -最適化パスごとにフレームを取得します。
  • OnTesterDeinit() - Expert Advisor パラメータ最適化の終了のイベントを作成します。

それではフレームの定義を行います。フレームはある種一回の最適化パスのデータストラクチャです。最適化中、フレームは MetaTrader 5/MQL5/Files/Tester フォルダに作成されるアーカイブ*.mqd に保存されます。本稿のデータ(フレーム)は最適化進行中、完了後のどちらでもアクセス可能です。たとえば、記事"Visualize a Strategy in the MetaTrader 5 Tester" は進行中の最適化プロセスを視覚化する方法を説明し、最適化の結果を表示しています。

作者: Anatoli Kazharski

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