この記事は、MQL5でEAを構成しハーモニックパターンを視覚化する方法を学ぶための非常に良い教育的な例です。
読者のために1つだけ明確にしておきたいことがある。序文では「カスタマイズの準備が整った強力なストラテジーを手に入れることができる」と書かれているが、これは取引可能なシステムとして捉えるべきではない。
主な理由は以下の通り:
- 不完全なガートレーの定義:コードでは点DがXAの0.786付近にあることだけをチェックしている。ハーモニック・トレードでは、重要なアイデアはポテンシャル・リバーサル・ゾーン(PRZ)であり、これは複数の比率(例えば0.786 XAとBCの1.27-1.618)の合流を必要とする。これがないと、多くの偽パターンが現れます。
- ハーモニック取引では、ストップは通常Xの先に置かれ、ターゲットはADのフィボナッチリトレースメントに 基づく。これが守られないと、リスクとリターンが恣意的になる。
つまり、コーディングと視覚化の練習としては優れている。しかし、実際の取引においては、初心者はこのようなプログラムに頼る前に、より多くのルールと検証が必要であることを理解すべきである。
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新しい記事「MQL5での取引戦略の自動化(第29回):プライスアクションに基づくガートレーハーモニックパターンシステムの作成」はパブリッシュされました:
ガートレーパターンは、X、A、B、C、Dの5つの主要スイングポイントによって構成されるハーモニックパターンで、強気パターンと弱気パターンの2種類が存在します。いずれもフィボナッチ比に基づき、特定のフィボナッチ比率を用いて高確度の反転ゾーンを特定するよう設計されています。強気のガートレーでは、構造が安値-高値-安値-高値-安値という順序を形成し、Xがスイングロー、Aがスイングハイ、BがXAの約0.618まで戻すスイングロー、CがABの0.382〜0.886まで伸びるスイングハイ、そしてDがXAの0.786まで戻しXを上回るスイングローとなります。逆に、弱気のガートレーでは、高値-安値-高値-安値-高値という順序を形成し、Xがスイングハイ、Aがスイングロー、Bがスイングハイ、Cがスイングロー、そしてDがXAの0.786まで戻しXを下回るスイングハイとなります。以下に、パターンの種類を図示します。
強気のガートレーハーモニックパターン
弱気のガートレーハーモニックパターン
作者: Allan Munene Mutiiria