記事"MetaTraderプログラムを簡単かつ迅速に開発するためのライブラリ(第27部): 未決取引リクエスト - 特定の条件下でのポジションのオープン"についてのディスカッション

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ユーザが保留中リクエストを使用して取引できるようにする機能の開発を継続します。本稿では、特定の条件下で指値注文を出す機能を実装します。

保留中リクエストオブジェクトは、すべてのアクティブ化条件を格納する配列を特徴としています。取引管理クラス(つまり、そのタイマー)により、指値取引リクエストのリストを常に表示できます。保留中取引リクエストをアクティブ化するとき(すべての事前定義されたアクティブ化条件が満たされている場合)、取引注文がサーバに送信されます。そのパラメータは、トリガーされた保留中リクエストに設定されます。

ポジションを開くには、指定した条件の発生を制御するだけです。それらが発生するとすぐに、ポジションを開くための取引注文がサーバに送信されます。
ただし、保留中リクエストオブジェクトを使用した指値注文の発行に関しては、ポジションが適切な現行価格に設定されるのに注文が価格から離れた場所に配置されるという1つの問題があります。
したがって、特定の条件下で保留中注文を処理するためには、保留中注文の距離も考慮する必要があります。これには質問が伴います。保留中リクエストを作成するとき、将来の指値注文の距離を指定するのですが、これをどの価格からの距離にするかということです。保留中リクエストの現行価格からでしょうか。それとも、リクエストオブジェクトがアクティブ化のために設定されたすべての条件を満たす場合の現在価格からでしょうか。結局のところ、すべての条件が満たされた時点で、価格は保留中リクエストが作成されたレベルから遠く離れている可能性がありますが、将来の価格を知ることができるのは、保留中リクエストの唯一のアクティブ化条件が指定された価格の値である場合のみです。その他の場合、注文を設定するために必要な将来の価格は不明です。

作者: Artyom Trishkin