記事「MQL5で他の言語の実用的なモジュールを実装する(第1回):Pythonにヒントを得たSQLite3ライブラリの構築」についてのディスカッション

 

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Pythonのsqlite3モジュールは、SQLiteデータベースを扱うためのシンプルで高速かつ便利な方法を提供しています。本記事では、MQL5に組み込まれているデータベース操作用の関数群を活用し、Pythonのsqlite3モジュールと同様の操作感でSQLite3データベースを扱える独自モジュールを構築します。

これまでに、「お気に入りのモジュールやライブラリ、フレームワークなどを、他のプログラミング言語(特にMQL5)でも使えたらいいのに」と思ったことはありませんか。私自身、そのように感じたことが何度もあります。

MQL5コミュニティには、さまざまなプログラミング背景を持つ開発者が多く存在します。たとえば、私のようにWeb開発出身の方、Android開発出身の方、そしてその他にもさまざまな分野から来たプログラマーがいます。つまり、多くの開発者がJavaScript、Java、Python、C++、C#など、複数の言語に精通しているのです。

それぞれの言語には便利なツール(モジュールやライブラリ)があり、「どこでも使いたい」と思うような有用なものが少なくありません。たとえば、私はPythonのNumPyモジュールを数学的計算に使うのが大好きで、以前それに似たライブラリをMQL5上で実装したこともあります(その内容については別の記事で紹介しました)。

もちろん、ある言語のモジュールやフレームワークなどを別の言語(この場合はMQL5)に実装する試みは、言語仕様の違いにより、完全に同一の機能や結果を再現できるとは限りません。しかし、似たような構文や操作感を持たせることができれば、他言語経験者にとってMQL5上での開発がより簡単で、かつ楽しいものになるでしょう。さらに、その過程でプログラミング全般における知識を深めることも期待できます。


作者: Omega J Msigwa