記事「プライスアクション分析ツールキットの開発(第37回):Sentiment Tilt Meter」についてのディスカッション

 

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市場センチメントは、価格変動に影響を与える要因の中でも最も見落とされがちでありながら強力な要因のひとつです。多くのトレーダーが遅行指標や経験則に頼る中、Sentiment Tilt Meter (STM) EAは生の市場データを明確で視覚的なガイダンスへと変換し、市場が強気、弱気、中立のどちらへ傾いているのかをリアルタイムで示します。これにより、エントリーの根拠を確認し、ダマシを回避し、市場参加のタイミングをより適切に図りやすくなります。

本記事は、連載記事プライスアクション分析ツールキットの開発の第37回となります。私の一貫した目標は、トレーダーが市場の挙動を解釈するうえで役立つ実用的なツールを開発し、必要に応じてその分析作業の一部を自動化できるようにすることです。ここまでに、スタンドアロンのMQL5ユーティリティ、外部連携、そしてハイブリッド型ソリューションを紹介してきました。本日は、そのツールキットをさらに拡張する、有用な実践的な追加機能を紹介します。

データ可視化は、ラベルの重なりや過度なインジケーター、場当たり的な注釈類によって煩雑になりやすく、その結果として本来のシグナル変化や根拠が把握しにくくなります。この曖昧さは意思決定を妨げ、ルールベースのシステムに対する信頼性を低下させ、さらに自動化を規律的におこなうために必要な監査証跡の作成を難しくします。 

Sentiment Tilt Meter (STM)はこの問題に対処するため、複数の時間足におけるローソク足レベルの方向性指標を集約し、平滑化した単一のスカラー値(–100から+100)として出力します。このスコアは、コンパクトで見やすいダッシュボードレイアウト内に表示されます。矢印やテキストラベルといった永続的な注釈はバーの終了時刻に正確にアンカーされ、各アラートがタイムスタンプと価格レベルの両方で独立して検証できるようになっています。 


作者: Christian Benjamin

 
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