記事「MQL5での取引戦略の自動化(第13回):三尊天井取引アルゴリズムの構築」についてのディスカッション

 

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この記事では、三尊天井(Head and Shoulders)パターンの検出と売買をMQL5で自動化します。その構造を分析し、検出および取引をおこなうエキスパートアドバイザー(EA)を実装し、バックテストでその結果を検証します。このプロセスを通じて、改良の余地を残しつつも実用的な取引アルゴリズムが明らかになります。

三尊天井パターンは、テクニカル分析において広く知られるトレンド転換のシグナルであり、「三尊天井(弱気)」と「逆三尊(強気)」の2種類が存在します。それぞれ、価格の山(または谷)の特定の並びによって定義されます。本記事で扱う三尊天井パターンでは、上昇トレンドの終盤に3つの山が現れます。最初に現れる左肩は一度目の高値を形成し、次にその高値を大きく上回る頭がトレンドのピークとして出現します。そして三番目に現れる右肩は、頭よりも低いものの、左肩とほぼ同じ水準の高値をつけて形を整えます。これらの山の間には谷があり、その2つの谷を結んだ線が「ネックライン」となります。価格がこのネックラインを下回ってブレイクアウトした時点で、本記事のプログラムでは、売りでエントリーします。ストップロス(損切り)は右肩の上に設定し、ヘッドからネックラインまでの高さを下方向に投影してテイクプロフィット(利確)の目標を設定します。下図のように取引戦略を構築します。

三尊天井


作者: Allan Munene Mutiiria