記事「多通貨エキスパートアドバイザーの開発(第16回):異なるクォート履歴がテスト結果に与える影響」についてのディスカッション

 

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開発中のエキスパートアドバイザー(EA)は、さまざまなブローカーとの取引で良好な結果を示すことが期待されていますが、現時点では、MetaQuotesデモ口座からのクォートを使用してテストを実行しています。テストや最適化に使用したクォートとは異なる価格データを持つ取引口座でも、EAが正しく機能する準備が整っているのかを確認してみましょう。

前回は、リアル口座で取引するための多通貨EAの準備を始めました。その過程で、異なるブローカーごとの取引銘柄名のサポート、取引戦略の設定変更時の自動取引終了、およびEAがさまざまな理由で再起動した際の正しい復元といった機能を追加しました。

しかし、準備作業はこれで終わりではありません。他にも必要な手順がいくつかありますが、それらについては後ほど説明します。ここでは、異なるブローカー間で一貫した取引結果を確保するという重要な課題に焦点を当てていきます。異なるブローカーでは、同じ取引銘柄であっても提供されるクォートデータが完全に一致するわけではありません。そのため、特定のクォートデータを用いてテストや最適化を行うと、それに最適化されたパラメータが選択されます。当然ながら、異なるクォートデータで取引を開始した場合、その違いが小さければ取引結果への影響も最小限に抑えられると期待されます。 

しかし、この問題を慎重に検討せずに放置するのは危険です。そこで、異なるブローカーのクォートデータを用いたテストを実施し、EAの動作を確認していきましょう。

作者: Yuriy Bykov