【モデレーターの秘訣】スプレッドと取引口座について

 

どうも、公式サイトのモデレーターでございます。


先日、スプレッドと取引口座の関係性について、ご質問いただきましたので、回答をフォーラムにも共有いたします。

ご参考になれば幸甚です。


そもそもスプレッドとは?

FXでは、売値(Bid)と買値(Ask)の価格差のことを「スプレッド」と言います。




各FX業者の取引口座の種類は異なりますが、それらはすべて取引方式に依存しています。

基礎知識として、まず取引方式の意味とその違いを理解しましょう。


様々なアーキテクチャがあり、専門的で複雑になりがちですが、簡単に説明するとこのようになります。

大きく分けて、DDとNDDの 2 種類があります。さらに、NDDにはSTPとECNの2種類があります。


//DD方式: Dealing Desk(FX業者はバックグラウンドトレーディングを行います。実質、投資家はFX業者と勝負します。)

//NDD方式: No Dealing Desk(基本的に投資家は市場と取引することを指しますが、技術によって細かな違いがあります。)

//STP方式:  Straight Through Processing(市場直結を指します。FX業者は売値(Bid)と買値(Ask)の調整や取引相手を選択する一部権利を保有します。)

//ECN方式:  Electronic Communications Network(電子通信ネットワークを指します。投資家が市場と取引を行い、FX業者は手数料を徴収します。技術的には最高峰です。)


様々な取引口座の名前がありますが、取引方式で命名されることが多いです。

例えば、スタンダード口座は大抵DD方式です。STP 口座または NDD口座であれば、STP方式に当たります。ECN口座であれば、ECN方式になることが多いです。


取引口座の種類と取引方式を理解できると、スプレッドは基本的に下記のようになることを理解できます。

(ECNは手数料を追加する必要があります。特にスキャルピングされる際は要注意です。)

ECN < STP < DD (スプレッドのみを考慮する場合)

DD < STP < ECN (手数料を加算し、全体コストを考慮する場合)


また、多くの DD のFX業者は大口口座サービスを提供してくれます。さらに、いくつかのFX業者は特定の取引ニーズを満たすために、固定スプレッドまで提供しくれます。

すべて並べて取引コストを比較すると、下記通りになります。


大口 < DD < STP < ECN < 固定


マイクロセント口座なんかもありますが、あまり使いやすいとは思いませんでしたので、タッチしませんでした。




最後に、もう一つおまけます。

様々な口座の違いを理解できますと、インフラストラクチャが異なるため、各FX業者の各種取引口座の過去データが異なることに気づくでしょ

実は、これを理解できていないベテラントレーダーがたくさんいらっしゃいます。


※1: 一部の悪質業者では、口座名にECNを入れながら、ECN技術を取り入れていない場合があります。

※2: スプレッドは取引環境の一つの指標に過ぎません。取引のニーズに応じて、スリッページ、遅延リスク、流動性リスクなどを合わせて考察する必要もあります。

※3: モデレーターの秘訣は MQL5 限定で公開します。無断転載は厳禁です。


以上です。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


 

情報提供に感謝致します
私の経験では
手数料の支払いによってECNのスプレッドが小さくなると考えていました

 

日本のだったんですね!こちらこそよろしくお願いします🙇‍♀️🙇‍♀️