記事「データサイエンスとML(第41回):YOLOv8を用いた外国為替および株式市場のパターン検出」についてのディスカッション

 

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金融市場でパターンを検出するのは、チャート上の内容を確認する必要があるため困難ですが、これは画像の制限によりMQL5では実行が困難です。この記事では、最小限の労力でチャート上のパターンを検出するのに役立つ、Pythonで作成された適切なモデルについて説明します。

金融市場におけるパターン検出は、機械学習やAIにとって大きな挑戦です。人間にとっては直感的に容易に見えるかもしれませんが、機械にとっては手間のかかる作業です。その理由は、取引でよく扱う表形式(二次元の表形式)データとは異なり、パターン検出には二次元の画像データを扱う必要があるからです。これらは通常、.pngや.jpgといった形式で保存されています。

実際、市場にはプライスアクションや特定のチャートパターンに依存する戦略を使うトレーダーが数多く存在します。以下は例です。

  • 階段状の上昇および階段状の下降
  • アセンディングトライアングル(上昇型トライアングル)
  • ディセンディングトライアングル(下降型トライアングル)
  • シンメトリカルトライアングル(均衡型トライアングル)
  • フラッグ 
  • ウェッジ
  • ダブルトップ
  • ダブルボトム
  • 三尊
  • ラウンドトップとラウンドボトム
  • カップ&ハンドル(カップウィズハンドル)
  • その他多数

プログラミングの観点では、ローソク足パターンやインジケーターの反応など、比較的シンプルなコードで検出できるものもあります。しかし、上記のチャートパターンは非常に複雑です。

たとえば「Wボトム」のようなシンプルなパターンを検出するだけでも、洗練された最適化済みのコードが必要になります。であれば、この退屈な作業をAIに手伝わせてはどうでしょうか。


作者: Omega J Msigwa