スタンダードチャータード株、一時7.1%安-フィッチ格下げを嫌気

スタンダードチャータード株、一時7.1%安-フィッチ格下げを嫌気

6 11月 2015, 12:35
Yamaguchi Katashi
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6日の香港市場で、英銀スタンダードチャータードの株価が大幅に下げている。フィッチ・レーティングスは、収益や資産の質の見通しに照らして、銀行の信用格付けを格下げた。

スタンダードチャータード一時7.1%下落の株価。そして、現在の香港時間午前11304.8%の下落(午後日本時間午後030分)、年初来35%に達した。銀行株は、ブルームバーグ世界銀行インデックスの開始以来、2003年インデックスで最大の背後を取っている

フィッチは5日の発表資料で、ビル・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)主導の再構築や資本増強に向けた措置でフィッチの懸念が幾分和らぐが、信用リスクや高水準の経営陣と従業員の出入りを踏まえると、こうした計画の実行が困難となる可能性があると説明した。同社はスタンダードチャータードの格付けを「AA-」から「A+」に1段階引き下げた。見通しは「ネガティブ(弱含み)」。