日本銀行(BoJ)の鈴木審議委員によるスピーチ (Bank of Japan (BoJ) Board Member Suzuki Speech)
日銀は国の行政機関ではないものの金融政策は行政の範疇に属すると考えられ、独立行政委員会に準じる存在と位置づけられています。
日本銀行には役員として、総裁(1人)、副総裁(2人)、監事(3人以内)、理事(6人以内)、参与(若干名)、審議委員(6人)がいます。総裁、副総裁、審議委員は、衆参両議院の同意を得て内閣が任命します。
日銀審議委員演説は、レトリックに応じて日本円レートに影響を与える可能性があります。日銀による金融政策強化の示唆は日本円にプラスの影響を与える場合があります。
鈴木人司(すずきひとし)は、前職は三菱東京UFJ銀行顧問。任期は2017年7月24日から2022年7月23日。超低金利で経営が悪化している金融機関については、「きめこまかくモニタリングしていくことが重要」だとしました。鈴木氏は「『人生100年時代』と言われる中、先行きを見据えた貯蓄でなかなか消費を増やせない」とし、消費が低調な中で物価は上がりにくいと主張しています。
重要人物は相場に多大な影響を与えることをさけるため、明確な発言は避ける傾向があります。発表は日本語で行われるため、コメントの判断はネイティブの日本人投資家によって行われます。